初級手関節・手部術後リハビリテーション
手根管症候群や腱修復などの手首・手の外科手術から回復中の初心者向けのバランスボードやテニスボールを使用した11週間プログラム。
効果的な機能回復と疼痛管理を目的とした専門的なリハビリテーションプログラム
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 手首・手
- 傷害の種類
- 術後
- レベル
- 初級
- 期間
- 11
- 週あたりのセッション数
- 4
- セッションあたりの分数
- 20
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S62
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 これは、手根管開放術や腱修復などの手首・手の手術から回復中の方のための、11週間の初心者向けリハビリテーションガイドです。週に4回の短いセッションで、誘導された動き、やさしい筋力強化、回復を支える治療を組み合わせています。
対象となる方と目標 このプログラムは、手首または手の手術後、回復初期にあり、主治医から監督下でのリハビリを始めてよいと許可された成人の方を対象としています。目標は、治癒中の組織を守りながら、手首と手の動き、握力、巧緻性、日常生活の機能を徐々に取り戻すことです。進み具合は担当の医療スタッフが導きます。
始める前に 開始前に、この計画を主治医と理学療法士と一緒に確認してください。治療チームが、どの器具や治療があなたに合っているかを確認し、副木(スプリント)やテープを正しく装着し、あなたの手術内容と治癒の段階に合わせて計画を調整します。
安全上の注意と中止の目安 最近骨折をしており、また骨が薄い・もろい可能性があるため、医療スタッフから許可が出るまでは、重い負荷や強いひねりは避けてください。必ずウォームアップから始め、痛みが強くなる場合は中止してください。痛みの悪化、新たな腫れ、しびれ、色の変化、傷口からの排液、発熱がある場合は、速やかに医療スタッフに連絡してください。深刻な問題が生じた場合は、緊急の医療を受けてください。
週ごとの構成 週に約4回、1回およそ20分のセッションを目安にし、間に休養日をはさんで週全体に分散させてください。プログラムは3つの段階に進みます。最初は患部の保護と指のやさしい動き、次に保護しながらの手首の動き、そして医療スタッフが準備ができたと確認したら徐々に筋力強化へと進みます。
11週間の計画の流れ 1〜2週目は手術部位を守りながら、指をやさしく動かすことに集中します。3〜4週目は、手首と前腕のコントロールされた動きを始めます。その後の週には、握力と巧緻性のトレーニングを徐々に加えます。担当のセラピストは、超音波、電気刺激、冷却療法、軟部組織のケア、テーピングなどを使って回復を支えることがあります。ローイングマシンやバーベルなどの器具は、医療スタッフが安全だと確認してからに限って使用します。セッションは短く、無理のない範囲で行います。
典型的なセッションの流れ 各セッションはやさしい流れで行います。まずウォームアップ、次に主な運動、最後にクールダウンと手首を落ち着かせる時間です。担当のセラピストは、これらの運動に加えて、超音波、電気刺激、冷却療法、軟部組織のケア、テーピングなどの回復を支える治療を加えることがあります。
ウォームアップ、主な運動、クールダウン まず、楽な範囲で簡単な指と手の動き、軽い手首の動きから始めます。主な運動には、やさしい関節可動域の動きや握る動作、軽く握るためのテニスボール、そして骨折が十分に治癒したと医療スタッフが認めた場合に限り、バランスボードやローイングマシンを使った運動が含まれることがあります。クールダウンではゆっくりしたストレッチ、必要に応じて冷却療法、そして休息を行います。許可が出るまで、バーベルでの重い負荷は避けてください。
進み具合の確認 担当のセラピストは、手の機能や症状に関する質問票、握力とつまみ力の測定、手首の動きの測定、時間を計ったペグテストなどで回復の状況を確認します。これらは手の回復状況を客観的に示し、計画を導く助けになります。
進行基準の使われ方 医療スタッフは、創の治癒、腫れ、痛みの程度、関節可動域、もう一方の手と比べた握力など、具体的なチェックポイントを用いて、次の段階に進む時期を判断します。カレンダーだけで進めるのではなく、評価結果とこれらのチェックポイントを合わせて、準備ができたことを確認します。毎回の受診時に、担当のセラピストに現在の状況を尋ねてください。
回復とセルフケア 休息もプログラムの一部です。副木(スプリント)と活動に関する指示に従い、指示に従って手術部位を清潔で乾燥した状態に保ち、腫れを抑えるために手を高い位置に保ってください。自分のペースで行い、休憩をとり、毎日の運動量は体の楽さを目安にしてください。
痛みの管理と危険なサイン 痛みを目安にし、強くなる場合は中止してください。薬は医療スタッフの処方どおりに服用し、自分で量を変えないでください。赤みの広がり、傷口からの排液、発熱、しびれの増強、激しい痛みがある場合は、速やかに受診してください。重い症状や悪化する症状は、緊急の医療を必要とします。
回復フェーズ
感染や離開の兆候なく創傷治癒が進行中,手術部位(手根管解放または骨折部位)に軽度の浮腫,腱癒着予防のための許容範囲内の他動的手指屈伸,副子完整で処方位置に手関節を固定,処方鎮痛剤による安静時疼痛≤4/10を維持,母指・示指の正中神経感覚を含む神経血管状態に異常なし
→ 次の段階へ: 週2-3:早期保護運動
縫合糸引流なしの完全に閉じた手術創,該当する場合、橈骨・尺骨遠位端骨折部位的保護継続,自動手指運動:完全な複合拳が可能,安静時の軽度から無痛(≤2/10),手根管領域の軟部組織腫脹が軽減,不快感なしの短時間手関節固定に対する耐性
→ 次の段階へ: 週3-4:早期運動
疼痛許容範囲内の手関節屈曲20-30度,疼痛許容範囲内の手関節伸展20-30度,前腕的回旋・回的回旋各45度,健側の≥20%で測定可能な握力,正中神経神経動態テスト陰性または改善中,代償性手関節屈曲なしの重力に対する自動指的屈曲
→ 次の段階へ: 週4-5:漸進的運動
手関節屈曲が40度に改善,手関節伸展が40度に改善,前腕的回旋・回的回旋が70度に改善,握力が健側の≥30%に改善,他動的手関節モビライゼーションでの軽度疼痛(≤3/10),精細運動課題のための手指の器用さが改善中
→ 次の段階へ: 週5-7:漸進的運動
手関節屈曲:軽度の不快感伴う50-60度,手関節伸展:軽度の不快感伴う50-60度,前腕の回内・回外が完全に達成された,握力:对側側の40-50%,手関節伸展テストでCarpal tunnel症状の再発なし,全平面での無痛性自動手関節運動
→ 次の段階へ: 週6-7:中期筋力強化
完全手関節屈曲可動域(70-80度),完全手関節伸展可動域(70-80度),手関節橈側偏移:20度達成,手関節尺側偏移:30度達成,握力:对側側の50-60%,手術部位的圧痛が大幅に軽減
→ 次の段階へ: 週7-8:筋力強化
完全な複合握り拳が容易に達成可能,軽い機能的課題が可能な手関節と手の筋力,正中神経領域の夜間異常感覚なし,術前または機能的水準に近い可動域,日常生活動作時の痛み≤2/10,屈筋腱・伸筋腱の軟部組織可動性改善
→ 次の段階へ: 週8-10:筋力強化
握力:对側側の60-70%,つまみ力:对側側の60-70%,手関節屈筋筋力:重力に抗して5反復実施可能,手関節伸筋筋力:重力に抗して5反復実施可能,手関節負荷を必要とする機能的課題が許容可能,抵抗あり腱滑走テストで誘発症状なし
→ 次の段階へ: 週9-10:上級筋力強化
握力:对側側の70-80%,2-3 kgの抵抗運動が許容可能,抵抗あり前腕回内・回外,機能的リーチ・操作課題,遠心性手関節屈筋・伸筋コントロール,持久力:30秒間の握力維持が可能
→ 次の段階へ: 週10-11:機能復帰
握力:对側側の≥80%,つまみ力:对側側の≥80%,手関節屈筋・伸筋の完全抵抗許容,傷害前レベルに近い機能的挙上能力,残存する正中神経症状なし,作業特異的またはスポーツ特異的活動の開始
→ 次の段階へ: 週11:機能復帰
握力:对側側または機能的ベースラインの≥90%,手関節と手の完全可動域(対側比10度以内),全日常生活動作の無痛遂行,仕事またはスポーツ特異的活動への復帰,微細運動・粗大運動課題の機能的制限なし, домашняя программа упражненийにより退院
→ 次の段階へ: 退院・地域プログラム
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 3 週ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5
軽度の機能活動と而起調整
第 4 週機能的リーチ位で≤ 2kgの軽い負荷を持続可能
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 6 週抵抗あり_empty can testでの肩峰下インピンジメント兆候なし
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 11 週Stage 2の上肢テンションテスト中に痛みが放散しない
注意事項
- ウォームアップを行う
- 痛みが増したら中止する
禁忌
- 新鮮骨折
- 高度骨粗鬆症
疼痛管理
- アイシング療法(運動後15-20分)
- 患側上肢の挙上
- OTC NSAID(処方通り)
- 手関節屈筋・伸筋への優しい軟部組織モビライゼーション
- 浮腫管理のための交互浴
装置とモダリティ
よくある質問
すぐにローイングマシンやバーベルを使えますか?
なぜ多くの異なる治療が必要なのですか?
セッションで痛みが強くなったらどうすればよいですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
このコンテンツは一般的な情報提供・教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。医学的状態に関するご質問がある場合は必ず資格を持つ医療提供者にご相談ください。ここに記載されている内容のために専門的な医学的アドバイスを無視したり、そのせいで専門的な医学的アドバイスを受けることを遅らせたりしないでください。
医学的緊急情况可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの緊急治療室に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む