上級 肩関節 骨折後 リハビリテーション
ディップスタンド、テニスボール、フォームローラーを使用して回復プロセスをサポートする、21週間の上級者向けプログラム。
効果的な回復と痛みの管理のために設計された専門的なリハビリテーションプログラム。
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 肩
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 上級
- 期間
- 21
- 週あたりのセッション数
- 4
- セッションあたりの分数
- 45
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S42
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 ― 骨折後の肩の上級リハビリテーション
このプログラムは、肩の骨折を経験し、医療者の指導のもとで上級レベルの活動的なリハビリテーションを行う準備が整った方のためのものです。目標は、肩の可動域を完全に取り戻し、腱板(けんばん)と肩甲骨周りの筋力を再び築き、関節の位置や動きを感じ取る感覚を磨き、頭上へのリーチや持ち上げ動作に自信を持って戻ることです。期間は21週間、週4回、1回あたり約45分で、ディップスタンド・テニスボール・フォームローラーを使用します。進み具合は、後述する到達目標(マイルストーン)を満たしているかどうかで判断され、単純に日数の経過によるものではありません。
始める前に
主治医の許可を得ずにこのプログラムを始めてはいけません。また、手術による固定が安定していることが確認された場合にのみ進んでください。固定が不安定な方には、このプログラムは適していません。運動の前には必ずウォームアップを、後にはクールダウンを行い、エクササイズ中は背骨をまっすぐ(中立の姿勢)に保ってください。突然の鋭い痛み、肩が外れる・抜けるような感覚、新たな腫れ、しびれ、悪化していく脱力感などに気づいたら、運動をやめて主治医に連絡してください。運動中の軽い不快感は正常な場合もありますが、痛みが強くなっていくときは、休むべきサインです。
週ごとの構成
計画は21週間、週4回、1回約45分で構成されています。大きく4つの段階を経て進みます。まず、快適さとやさしい姿勢の調整に焦点を当てた初期の保護期。次に、補助を使った運動と軽い筋肉の働きかけの段階。その後、自分の力での運動と初期の筋力トレーニングを築く段階。最後に、段階的に強度を上げる筋力トレーニングと実用的な動作の練習へと進みます。進行は決まった日付ではなく、可動域・筋力・快適さの到達目標を満たすことに基づいているため、体の反応に応じて期間が延びたり短くなったりします。
通常のセッションの流れ
まず、フォームローラーを使って肩甲骨の周りや背中の上部をやさしくほぐすウォームアップと、軽い腕の動きから始めます。メインの運動には、可動域を広げる運動やストレッチ、医療者の指示による関節や軟部組織のほぐし(モビライゼーション)、ディップスタンドとテニスボールを使った筋力トレーニング、頭上へのリーチといった体の感覚や実用的な動きの練習が含まれます。最後に、やさしいストレッチとリラックスした呼吸のクールダウンで終わります。終始背骨を中立に保ち、回復初期に指示されたアームスリングや姿勢の指導に従ってください。
進捗の記録と確認
主治医は、次の段階に進む時期を判断するために「準備が整ったことを示す到達目標」を使います。例えば、初期には痛みなく他動(他者の助け)で動かせること、その後は自分の力での可動域や筋力の向上などです。これらは、ASESやConstant-Murleyといった公式な評価スコア、痛みの評価、角度計による可動域の測定、徒手筋力テスト、片腕での筋力測定とあわせて確認されます。通院の間も、症状や運動への負担の感じ方を記録しておくと、調整がしやすくなります。何週目かよりも、基準を満たしているかのほうが大切です。
回復とセルフケア
新しい運動のあとに多少の筋肉痛があるのは普通ですが、痛みが強くなったり長引いたりするときは負荷を減らしてください。回復の初期には、指示どおりにアームスリングや姿勢の指導を使い、睡眠を大切にし、許可が出るまで頭上への重い荷物は避けてください。不安定さを感じる、突然動かなくなる、明らかな新たな腫れ、発熱、胸の痛みなどの注意すべきサインがあれば、すぐに主治医に連絡してください。痛み止めの服用については、このガイドではなく、必ず処方している主治医に相談してください。
回復フェーズ
安静時痛 視覚的analog scale で2/10未満,肩甲上腕関節包の完全性が維持され不安定性の兆候なし,Rotator cuff腱の治癒が処方された懸帯による固定で保護,肩甲骨位置が中立位またはわずかに挙上された位置でサポート,鎖骨肩峰関節の整合性が変位なしで確認維持,肘関節屈曲位で上腕二頭筋腱への刺激を最小化
→ 次の段階へ: フェーズ2
疼痛なしで肩甲上腕関節の90度までの他動的屈曲を達成,肩甲骨面での上腕Passive外旋30°,疼痛3/10未満の自動・他動的可動域,最小限の代償パターンでの肩甲骨前突と後退,腱への刺激なしでのRotator cuff等尺性運動の開始,AC関節の軽度な上下滑りへのToleranceを確認
→ 次の段階へ: フェーズ3
能動的肩甲骨上腕関節屈曲140度を達成,90度外転位での主動外旋60度,T7-T10椎体レベルへの内旋,翼状肩甲骨やティッピングなしでの挙上時の肩甲骨コントロール,腱の疼痛なく30%抵抗でのローテーターカフ強化,上腕二頭筋腱の負荷を抵抗性肘屈曲に進展、誘発なし
→ 次の段階へ: フェーズ4
全平面の完全自動運動範囲達成,棘上筋、棘下筋、肩甲骨下筋の徒手筋力テストでローテーターカフ筋力4/5,制御された前方引込と後方引込に十分な肩甲骨安定筋の筋力,Glenohumeral関節の固有感覚が改善した運動覚を示している,上腕二頭筋腱の抵抗を疼痛なく完全な筋力トレーニングに進展,頭上動作中にAC関節は無症状
→ 次の段階へ: フェーズ5
腱板持久力テストが健側の80%以内,全ROMを通じて肩甲上腕リズムが正常化,代償なしでの機能的リーチとLift活動を完了,Load-bearing運動で確認されたGlenohumeral関節の安定性,機能レベルの上腕二頭筋腱の固有感覚と筋力,症状の再燃なしでの中等度活動のToleranceへの復帰
→ 次の段階へ: フェーズ6
健側と同等の肩関節完全可動域,ローテーターカフ筋力5/5または対側の90%以内,高負荷タスク時の肩甲骨運動動態が最適化,接触スポーツおよびオーバーヘッドスポーツ活動時のAC関節無症候性,爆発的および反復的負荷に対する上腕二頭筋腱のTolerance,患者報告アウトカム測定が受傷前レベルまたは許容可能なBaseline
→ 次の段階へ: 退院基準充足
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 6 週運動進行後48時間のフォローアップで疼痛増加なし
軽度の機能活動と而起調整
第 9 週ADL完了に十分な肘屈曲・伸展範囲
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 12 週肩甲骨胸郭リズム正常化:壁伏臥撑での翼状肩甲骨なし
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 21 週ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5
注意事項
- クールダウンを行う
- ニュートラルスパインを保つ
- ウォームアップを行う
禁忌
- 不安定な固定
疼痛管理
- セッション後の15-20分間のCryotherapy適用(Ice pack)
- 処方に基づく非ステロイド性抗炎症薬の投与
- 睡眠の快適さのためのポジショニングサポートと人間工学的教育
- 僧帽筋と胸筋への軽い軟部組織モビライゼーション
- 誘発的な姿勢を回避するための活動修正指導
装置とモダリティ
よくある質問
調子が良いときは、先の段階に進んでもよいですか?
セッション中に痛みが強くなったらどうすればよいですか?
器具はすべて必要ですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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医学的な緊急事態の可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの救急外来に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む