初級 肩関節 骨折後 リハビリテーション
エルゴメーター、足首用brace(固定具)、ケトルベル、固定式サイクル、ケーブルマシンを使用した9週間の初級者向けプログラムで、回復プロセスをサポートします。
効果的な回復および疼痛管理を目的とした専門的なリハビリテーションプログラム
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 肩
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 初級
- 期間
- 9
- 週あたりのセッション数
- 5
- セッションあたりの分数
- 45
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S42
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 この9週間の初心者向け肩リハビリテーションガイドは、肩の骨折後により安定して回復するためのものです。治癒しつつある肩をやさしく守ることから始め、徐々に積極的な動きと筋力づくりへと進む、段階的な構成になっています。各セッションは約45分で、週5回、担当の医師が承認した器具を使って行います。必ず理学療法士または医師の監督のもとで行ってください。このプログラムがあなたの骨折や治癒の段階に合っているかは、担当の医師が確認します。
このプログラムの対象者と目標 このプログラムは、肩の骨折から回復中で、やさしいリハビリテーションを始めてよいと医師に確認された成人の方を対象としています。目標は、初期には治癒中の骨を守り、無理のない可動域を取り戻し、こわばりを減らし、肩と肩甲骨まわりの筋肉の筋力を徐々に取り戻すことです。進み方はあえてゆっくりと着実にしてありますので、先走らないでください。ペースはあなたの体に合わせて担当の理学療法士が調整し、体の反応に応じて運動内容を変えることがあります。
始める前に セッションを始める前に、この計画が担当の医師に承認されていること、そして各運動のやり方を実際に教わったことを確認してください。三角巾(スリング)の注意点や活動の制限について理解していることも確認しましょう。器具はすぐ手の届くところに用意し、つまずきそうなものを片付けてください。傷口が清潔でふさがっているかも確認します。固定が不安定と言われている、重度の骨粗鬆症がある、血栓のリスクがある、開いてきている傷口がある、といった場合は、明確な許可が出るまで始めないでください。こうした状態には特別な注意と専門家の指導が必要です。
安全上の注意と中止の目安 安全が何より大切です。安静にしても治まらない増悪する痛み、新たなまたは悪化する腫れ、開いたり滲んだりする傷口、普段と違う息切れ、胸の痛み、ふくらはぎの痛みや腫れ、肩の感じ方の急な変化に気づいたら、運動を中止し、すぐに担当の医療者に連絡してください。鋭い痛みをこらえて続けたり、動きを無理に押し進めたりしないでください。担当の理学療法士が安全だと確認するまで、抵抗をかける腱板の運動は避けます。ウォームアップとクールダウンの指示には必ず従ってください。骨折の回復期には「苦しさは成長の証」は当てはまりません。
週ごとの構成 週に5日、1回約45分の運動を行います。担当の理学療法士の指示に従い、間に休養日を挟んで週全体にセッションを散らしてください。計画は4つの段階を進みます。第1〜2週は初期の保護と固定、第3週あたりは初期の他動運動、第4週あたりは自動運動、その後は第9週まで徐々に進めていきます。いつ次の段階へ進むかは、カレンダーだけでなく各段階の準備ができたサインにもとづいて担当の理学療法士が決めます。
9週間の計画の組み立て方 この9週間の初心者向けプログラムは、1回約45分のセッションを週5回行います。最初の週は肩を守ることとやさしい他動運動に重点を置き、その後は自動運動と軽い筋力づくりへと進みます。担当の医師は、全身の軽いウォームアップと血流促進のためにエアロバイクやエリプティカルを使うことがあり、許可が出れば軽いケトルベル、ゴムバンド、足首用の重り、ケーブルマシンを使った段階的な筋力づくりを行います。記載されている足首サポーターは、別の症状のために医師が処方した場合にのみ関係します。担当の理学療法士が認めていない使い方は決してしないでください。
1回のセッションの流れ 各セッションはウォームアップ、メインの運動、クールダウンの流れで行います。軽い全身運動で血流を上げることから始め、処方された肩の可動域運動、肩甲骨のコントロール、筋力づくりの運動へと進みます。最後にやさしいクールダウンの動きとストレッチを行います。担当の理学療法士は、回復を助けるために軟部組織の施術、関節モビライゼーション、超音波などの手技を加えることもあります。肩を支えながらゆっくり動き、その間ずっと体の反応に注意を向けてください。
ウォームアップ、メインの運動、クールダウン 5〜10分の軽いエアロバイクやエリプティカルで、体をやさしく温めます。患側の腕はリラックスさせ、支えた状態にしておきます。メインの運動では、担当の理学療法士が処方した肩の可動域運動、肩甲骨の安定化、軽い抵抗運動を、認められた範囲でゴムバンド、軽い重り、ケーブルを使いながら行います。クールダウンでは、ゆっくりやさしい動きとリラックスした呼吸で、心拍数を落ち着かせます。運動後は必ずクールダウンを行い、運動前のウォームアップは決して省かないでください。
進み具合の記録 セッションの簡単な記録をつけ、痛みの程度、動きの感覚、難しかった運動を書き留めておきましょう。担当の理学療法士は、無理のない可動域や痛みのないやさしい筋活動といった準備ができたサインをもとに、次の段階へ進む準備ができたかを判断します。Constant-Murleyスコア、ASESスコア、Simple Shoulder Test、痛みのスケール、可動域の測定、筋力テストといった正式な評価は、9週間の回復を客観的に追跡するのに役立ちます。
進行の基準と結果指標の使われ方 担当の理学療法士は、カレンダーだけでなく、各段階に応じた準備のサインをもとに進行を判断します。たとえば初期段階では、次へ進む前に、安静時の痛みが少ないこと、腫れがほとんどないこと、やさしい他動運動に耐えられることが必要です。後の段階では、自動運動の可動域と肩甲骨の協調した動きを確認します。ASES、Constant-Murley、Simple Shoulder Testのスコアに加え、痛みの評価や測定した動きを繰り返し確認し、安全に改善していることを確かめます。自分の判断で段階を進めてはいけません。
回復とセルフケア 回復はセッション中だけでなく、セッションの間にも進みます。十分に休み、疲れたときは肩を支え、三角巾(スリング)と活動に関する指示に従ってください。やさしい動きと処方された運動は、血流を保ちこわばりを防ぐのに役立ちますが、やりすぎないようにしましょう。栄養をとり、水分をしっかり補い、肩をぶつけたり転んだりから守ってください。気になることがあれば早めに医療チームに伝えましょう。大切なのは、無理をすることよりも、着実に続けることです。
痛みの管理の注意点と危険なサイン 運動中の軽い痛みは正常なこともありますが、痛みが増して安静にしても和らがない場合は中止してください。痛み止めについては担当の医師の指示に従ってください。このガイドは薬の推奨を示すものではありません。胸の痛み、息切れ、ふくらはぎの腫れや痛み、開いた傷口、発熱、急な激しい肩の痛みがある場合は、すぐに救急の受診を求めてください。これらは深刻な問題のサインかもしれません。迷ったときは、自己判断せずにいったん中止して担当の医療者に連絡してください。
回復フェーズ
安静時疼痛がビジュアルアナ|scale scaleで2/10以下,肩関節の浮腫最少~消失,抵抗に対する能動的回旋腱板収縮禁止,疼痛なく他動的肩甲骨モビライゼーションに耐え可能,臨床検査での肩鎖関節 alignment安定性,患者は吊り紐の注意事項・活動制限の理解を示す
→ 次の段階へ: 週2-3:早期受動運動
肩甲上腕関節運動時の痛み ≤3/10,肩甲骨compensatedなしの60°までの受動的前方屈曲,0°外転での20°までの受動的外旋許容,棘上筋、棘下筋、肩甲下筋の等尺性回旋腱板収縮が無痛,前鋸筋の適切な活性化を伴う肩甲骨設定運動,上腕二頭筋腱圧痛の増悪なし
→ 次の段階へ: 週3-4:早期受動運動
肩甲骨安定化を伴う90°までの受動的前方屈曲,外転90°での受動的外旋45°,T7-T10椎体レベルまでの受動的内旋,健側上肢支持的他自己動ROM,肩甲上腕関節包の柔軟性改善中,受動的動作での唇検査clickなし
→ 次の段階へ: 週4-5:自動運動段階
重力に対する110°までの自動的前方屈曲,90°外転での60°までの自動的外旋,主動内旋T12レベル,重力に抗した肩甲骨前方突出・後方牽引運動を代償動作なしで実施,肘関節90°屈曲での上腕二頭筋腱抵抗屈曲疼痛なし,肩甲上腕リズム2:1肩甲上腕比達成
→ 次の段階へ: 5~6週目:中級筋力強化
130°までの自動的前方屈曲,抵抗に対して70°まで、90°外転での外旋 グレード2/5,90°外転での内旋 グレード2/5,肩甲骨安定化:45°挙上位での伏臥位肩甲骨後縮 グレード3/5,上腕二頭筋腱刺激なしの2lbでの上腕二頭筋カール,肩鎖関節負荷テスト疼痛陰性
→ 次の段階へ: 6~7週目:上級筋力強化
前方挙上および外転の完全な自動ROM,回旋筋腱板筋力:90°外転での外転・内転回転 3+/5,棘上筋エンプティ캔テスト疼痛陰性,棘下筋・小円筋外旋筋力 3+/5,肩甲下筋lift-offテスト疼痛陰性,伏臥位肩甲骨安定化:100°挙上位でのI、T、Yパターン グレード3+/5
→ 次の段階へ: 第7-8週:機能的進行
全平面での回旋筋腱板筋力の4/5への進捗,機能的リーチ課題中の肩甲骨コントロール,上腕二頭筋腱:抵抗肘屈曲と前腕的回外 4/5,肩甲上腕関節固有受容覚:対側の5°以内の関節位置覚,唇検査安定性:圧迫テスト陰性,肩鎖関節:鎖骨間内転テスト疼痛なし
→ 次の段階へ: Week 8-9: 機能復帰
全面で完全無痛可動域,全方向で腱板筋力4+/5,持久力テスト:肩甲骨安定筋20回反復で疲労なし,機能的肩関節評価:肩の高さに5kgを持ち上げ可能,肩甲上腕関節変位での不安感なし,肩甲骨compensatedなしの頭上動作への耐久性
→ 次の段階へ: 週9:退院計画とメンテナンス
対側肩的全方向で10°以内の関節可動域,全方向でのローテーターカフ筋力4+/5〜5/5,機能的動作時の肩甲骨運動異常修正,患者報告アウトカムスコア改善≥15ポイント,受傷前活動レベルへの耐性回復,ホームエクササイズプログラムの遵守実証
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 2 週手関節と指の完全な可動域;tenodesis制限なし
軽度の機能活動と而起調整
第 4 週患者は正しい手指療法エクササイズ技術を実証
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 5 週軽い台所作業またはデスクワークを5分行える
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 9 週肩甲骨胸郭リズム正常化:壁伏臥撑での翼状肩甲骨なし
注意事項
- クールダウンを行う
- ウォームアップを行う
- 痛みが増したら中止する
禁忌
- 創部裂開
- 不安定な固定
- 高度骨粗鬆症
- 深部静脈血栓症リスク
疼痛管理
- クライオテラピー:運動後アイスパック15-20分適用
- 必要に応じてNSAID使用のための薬理的相談
- 肩甲帯安定筋への軽い軟部組織モビライゼーション
- 睡眠の快適さのための姿勢と人間工学の指導
- 鎮痛効果のための経皮的神経電気刺激(TENS)
装置とモダリティ
よくある質問
時間がないときはウォームアップを省いてもいいですか?
次の段階へ進む時期はどうやってわかりますか?
セッション後に多少の痛みを感じるのは普通ですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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医学的な緊急事態の可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの救急外来に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む