コンテンツへスキップ

中級 肩骨折後リハビリテーション

公開:2026年7月26日更新:2026年10月6日

上肢と肩を対象とした6週間の中級者向けプログラム。固定式自転車、ケーブルマシン、バーベル、セラピーパテ、TRXを使用し、腱板(ローテーターカフ)、関節唇、肩鎖関節(AC関節)、上腕二頭筋腱の回復に焦点を当てます。

クイックサマリー

効果的な回復と疼痛管理のために設計された専門的なリハビリテーションプログラム。

WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み最終レビュー日:2026年10月6日編集方針

要点一覧

検査部位
上肢 · 肩
傷害の種類
骨折後
レベル
中級
期間
6
週あたりのセッション数
3
セッションあたりの分数
20
エビデンスレベル
中等度
ICD-10
S42
コスト層
中等度
progression_criteria: {"week":1,"phase":"保護と疼痛コントロール","criteria":["安静時疼痛がビジュアルアナ|scale scaleで2/10以下","症状の増悪なしに他動的肩甲上腕関節ROM屈曲90°が可能","適切な肩甲骨上方回旋と後傾を伴う肩甲骨セッティングの実施が可能","腱板または上腕二頭筋腱症状の増悪なしに振り子運動(ペンデュラム運動)が実施可能","触診時のAC関節(肩鎖関節)の圧痛が軽減している","肩甲上腕関節の関節包パターンにおける肩関節拘縮の徴候なし"],"advance_to":"週3 - 早期モビライゼーション"}; {"week":2,"phase":"保護と疼痛コントロール","criteria":["安静時疼痛≤1/10と疼痛コントロールが継続","肩甲上腕関節グライディングを伴う他動的ROM屈曲110°が可能","適切な肩甲上腕リズムを伴う自動介助ROM屈曲90°が可能","前肩部痛の増悪なしに上腕二頭筋腱グライディングが実施可能","肩甲骨面での腱板等尺性収縮の改善","抵抗テストにおける関節唇の誘発痛の減少"],"advance_to":"週3 - 早期モビライゼーション"}; {"week":3,"phase":"早期モビライゼーション","criteria":["代償性の肩甲骨挙上が最小限で自動的肩甲上腕関節ROM屈曲120°が可能","外転90°での受動的外旋45°","側臥位で疼痛なく腱板等尺性運動の実施が可能","自動ROM中に適切な肩甲骨安定化を伴う肩甲骨コントロールが可能","機能的なリーチ動作時にAC関節の疼痛なし","0/5グレードの上腕二頭筋腱抵抗テストで症状の増悪なし"],"advance_to":"第5週 - 段階的筋力強化"}; {"week":4,"phase":"早期モビライゼーション","criteria":["機能的な高さに近づく自動的肩甲上腕関節ROM屈曲140°が可能","90°外転位での他動的外旋が60°まで可能","疼痛なく腱板等尺性運動から抵抗運動へ移行中","四つ這い位での上肢荷重時における肩甲骨コントロール","水平内転動作時にAC関節が無症状","上腕二頭筋腱への負荷が最大下アイソキネティック運動へ移行中"],"advance_to":"第5週 - 段階的筋力強化"}; {"week":5,"phase":"漸進的筋力強化","criteria":["ほぼ正常な肩甲上腕リズムで自動的肩甲上腕関節ROM屈曲160°が可能","90°外転位での他動的外旋が75°まで完全に可能","徒手筋力テスト3/5グレードでの腱板強化訓練","抵抗を用いた肩甲帯強化運動において適切な肩甲骨内転(後方引き)と下制が確認される","頭上動作での肩鎖関節が無痛","3/5グレードでの上腕二頭筋腱強化が前肩部痛なしで可能"],"advance_to":"第6週 - 筋力強化"}; {"week":6,"phase":"上級筋力強化","criteria":["正常な肩甲上腕リズムで代償パターンなしの完全な自動的肩甲上腕関節ROM屈曲が可能","全方向で4/5グレードの腱板強化が可能","適切な前鋸筋および僧帽筋下部の活動を示す肩甲骨安定化","体交叉内転(cross-body adduction)動作が疼痛なく、AC関節の機能的耐容性あり","上腕二頭筋腱筋力4/5でSLAP損傷症状の所見なし","症状増悪なしに治療的運動の段階的な進行が可能"],"advance_to":"退院またはスポーツ特異的トレーニングへの移行"}
return_to_activity_criteria: {"criteria":"握力(Dynamometryによる)は無影響側の50%以上","timeline":"第 1 週","milestone":"基本ADLが無痛"}; {"criteria":"ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5","timeline":"第 2 週","milestone":"軽度の機能活動と而起調整"}; {"criteria":"機能的リーチ位で≤ 2kgの軽い負荷を持続可能","timeline":"第 3 週","milestone":"中等度の活動とスポーツpecificConditioning"}; {"criteria":"代償なし的全方向での機能的リーチ完成可能","timeline":"第 6 週","milestone":"スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰"}
pain_management: 肩甲上腕関節およびAC関節領域へのアイスパックによる冷療を15-20分間実施; 処方に基づく非ステロイド性抗炎症薬の投与; ローテーターカフ・肩甲骨筋への軽度軟部組織モビライゼーション; 前三角筋および上腕二頭筋腱領域への経皮的電気神経刺激(TENS)を含む疼痛を誘発しない物理療法; 疼痛のない範囲での肩甲上腕関節グライドを用いた関節モビライゼーション
modalities: 腱板および肩甲上腕関節モビライゼーションのための振り子運動(Codman体操); 肩甲骨セッティングおよび後方引き(リトラクション)ドリルを含む肩甲骨安定化運動; 肩甲骨面での腱板漸進的等尺性運動; 肩甲上腕関節の屈曲および外旋のためのプーリーまたは棒を用いた自動介助ROM運動; 腱板および肩甲帯強化のためのTherabandを用いた漸進的抵抗訓練

プログラム概要 — 骨折後の中級肩リハビリテーション

この6週間のプログラムは、肩の骨折から回復し、最も初期の治癒段階を過ぎて、筋力と動きを高める準備ができた方を対象としています。目的は、肩の動きを穏やかに回復し、ローテーターカフと肩甲骨のコントロールを改善し、日常の機能を再構築することです。モビリティドリル、肩甲骨への働きかけ、ローテーターカフの強化、そして固定式自転車による全身のウォームアップ、ケーブルマシン、バーベル、セラピーパテ、TRXを使った段階的な抵抗運動を組み合わせています。進歩は段階的で、各ステップは担当の医療者とともに進めます。

始める前に

必ずウォームアップから始め、各セッションの後にはクールダウンを行い、痛みが増す場合は中止してください。重度の骨粗鬆症など一部の状態では、負荷をかけることが安全でない場合があるため、このプログラムがあなたの骨の状態に適しているか、担当の医療者に確認してください。鋭い痛みや悪化する痛み、新たな腫れ、しびれ、以前より腕が動かしにくくなった場合は、中止して担当の医療者に連絡してください。痛みが増しているのに無理に続けないでください。このガイドは、対面での医療者による指導と個別のアドバイスを補助するものであり、それらに代わるものではありません。

週ごとの構成

この計画は6週間で、週3回、1回約20分です。1〜2週目は保護と痛みのコントロールに焦点を当て、穏やかな振り子運動、肩甲骨のセッティング、軽いアイソメトリック運動を行います。3〜4週目は初期の可動化に移行し、自動介助運動による関節可動域の練習、段階的なカフの運動、肩甲骨のコントロールを行います。5〜6週目は、バンド、ケーブル、機能的な動作パターンを用いてコントロールされた筋力づくりをします。各セッションでは、短い自転車でのウォームアップ、肩を対象とした運動、軽いクールダウンを行います。

典型的なセッションの流れ

固定式自転車で数分間軽くこいで全身をウォームアップします。次に、振り子運動と自動介助による関節可動域のドリル、肩甲骨のセッティングと内転(引き寄せ)、段階的なローテーターカフのアイソメトリック運動を行い、進むにつれてセラピーパテや軽いバンドを加えます。後の週には、ケーブルマシンやバーベルを使ったコントロールされた動き、TRXを使った肩甲骨とカフの筋力づくりのための動作パターンを追加します。終わりには、穏やかなストレッチと軽い自転車こぎでクールダウンし、腕はリラックスさせ、痛みのない状態を保ちます。

進捗の記録

担当の医療者は、安静時の痛みが低く保たれていること、屈曲の可動域が改善していること、痛みのない肩甲骨のコントロールなどの進行基準を用いて、保護から可動化、そして筋力強化へと移る時期を判断します。痛みのスケール、可動域のチェック、筋力テスト、肩甲骨の評価、肩機能スコアといった評価指標を経時的に記録し、実際の変化を示します。自分で判断してフェーズを進めないでください。これらのチェックポイントが、医療者が安全で着実な進歩を保つのに役立ちます。

回復とセルフケア

休憩と姿勢の変更で痛みを管理し、セッションの間は重い物を持ち上げたり頭上での負荷をかけたりするのは避けてください。軽い筋肉痛は正常ですが、痛みの増加、悪化する夜間痛、新たな筋力低下、しびれがある場合は、いったん中止して担当の医療者に相談してください。休養日も穏やかな動きを続け、水分を十分にとり、睡眠を優先してください。担当の医療者の指導なしに、自己判断で薬を追加したり新しい運動を加えたりしないでください。

回復フェーズ

第 1 週保護と疼痛コントロール

安静時疼痛がビジュアルアナ|scale scaleで2/10以下,症状の増悪なしに他動的肩甲上腕関節ROM屈曲90°が可能,適切な肩甲骨上方回旋と後傾を伴う肩甲骨セッティングの実施が可能,腱板または上腕二頭筋腱症状の増悪なしに振り子運動(ペンデュラム運動)が実施可能,触診時のAC関節(肩鎖関節)の圧痛が軽減している,肩甲上腕関節の関節包パターンにおける肩関節拘縮の徴候なし

→ 次の段階へ: 週3 - 早期モビライゼーション

第 2 週保護と疼痛コントロール

安静時疼痛≤1/10と疼痛コントロールが継続,肩甲上腕関節グライディングを伴う他動的ROM屈曲110°が可能,適切な肩甲上腕リズムを伴う自動介助ROM屈曲90°が可能,前肩部痛の増悪なしに上腕二頭筋腱グライディングが実施可能,肩甲骨面での腱板等尺性収縮の改善,抵抗テストにおける関節唇の誘発痛の減少

→ 次の段階へ: 週3 - 早期モビライゼーション

第 3 週早期モビライゼーション

代償性の肩甲骨挙上が最小限で自動的肩甲上腕関節ROM屈曲120°が可能,外転90°での受動的外旋45°,側臥位で疼痛なく腱板等尺性運動の実施が可能,自動ROM中に適切な肩甲骨安定化を伴う肩甲骨コントロールが可能,機能的なリーチ動作時にAC関節の疼痛なし,0/5グレードの上腕二頭筋腱抵抗テストで症状の増悪なし

→ 次の段階へ: 第5週 - 段階的筋力強化

第 4 週早期モビライゼーション

機能的な高さに近づく自動的肩甲上腕関節ROM屈曲140°が可能,90°外転位での他動的外旋が60°まで可能,疼痛なく腱板等尺性運動から抵抗運動へ移行中,四つ這い位での上肢荷重時における肩甲骨コントロール,水平内転動作時にAC関節が無症状,上腕二頭筋腱への負荷が最大下アイソキネティック運動へ移行中

→ 次の段階へ: 第5週 - 段階的筋力強化

第 5 週漸進的筋力強化

ほぼ正常な肩甲上腕リズムで自動的肩甲上腕関節ROM屈曲160°が可能,90°外転位での他動的外旋が75°まで完全に可能,徒手筋力テスト3/5グレードでの腱板強化訓練,抵抗を用いた肩甲帯強化運動において適切な肩甲骨内転(後方引き)と下制が確認される,頭上動作での肩鎖関節が無痛,3/5グレードでの上腕二頭筋腱強化が前肩部痛なしで可能

→ 次の段階へ: 第6週 - 筋力強化

第 6 週上級筋力強化

正常な肩甲上腕リズムで代償パターンなしの完全な自動的肩甲上腕関節ROM屈曲が可能,全方向で4/5グレードの腱板強化が可能,適切な前鋸筋および僧帽筋下部の活動を示す肩甲骨安定化,体交叉内転(cross-body adduction)動作が疼痛なく、AC関節の機能的耐容性あり,上腕二頭筋腱筋力4/5でSLAP損傷症状の所見なし,症状増悪なしに治療的運動の段階的な進行が可能

→ 次の段階へ: 退院またはスポーツ特異的トレーニングへの移行

活動復帰のマイルストーン

基本ADLが無痛

第 1 週

握力(Dynamometryによる)は無影響側の50%以上

軽度の機能活動と而起調整

第 2 週

ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5

中等度の活動とスポーツpecificConditioning

第 3 週

機能的リーチ位で≤ 2kgの軽い負荷を持続可能

スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰

第 6 週

代償なし的全方向での機能的リーチ完成可能

注意事項

  • クールダウンを行う
  • ウォームアップを行う
  • 痛みが増したら中止する

禁忌

  • 高度骨粗鬆症

疼痛管理

装置とモダリティ

腱板および肩甲上腕関節モビライゼーションのための振り子運動(Codman体操)肩甲骨セッティングおよび後方引き(リトラクション)ドリルを含む肩甲骨安定化運動肩甲骨面での腱板漸進的等尺性運動肩甲上腕関節の屈曲および外旋のためのプーリーまたは棒を用いた自動介助ROM運動腱板および肩甲帯強化のためのTherabandを用いた漸進的抵抗訓練エルゴメーターケーブルマシンバーベルセラピーパテTRXサスペンショントレーナー

よくある質問

時間がないときはウォームアップを省いてもいいですか?
いいえ — ウォームアップは肩を安全に動かす準備を整え、ケガのリスクを下げます。短時間でも構いませんが、決して省かないでください。
運動中に痛みを感じたらどうすればいいですか?
痛みが増す場合は中止し、その運動を続ける前に担当の医療者に伝えてください。軽い違和感は問題ない場合もありますが、悪化する痛みは調整が必要なサインです。
次の段階に進む準備ができたかどうかは、どうやってわかりますか?
担当の医療者は、痛みの程度、動き、肩甲骨のコントロールなど、特定のマイルストーンを確認してから次の段階に進めます。進歩はカレンダーだけでなく、これらのチェックポイントに基づいて導かれます。

この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。

医療に関する免責事項

このコンテンツは一般的な情報提供・教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。医学的状態に関するご質問がある場合は必ず資格を持つ医療提供者にご相談ください。ここに記載されている内容のために専門的な医学的アドバイスを無視したり、そのせいで専門的な医学的アドバイスを受けることを遅らせたりしないでください。

医学的緊急情况可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの緊急治療室に直行してください。

WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む

肩のその他のプログラム

すべて見る