中級肩腱修復リハビリテーション
肩腱修復のための、ケーブルマシンやバランスボードなどの器具を取り入れた23週間の中級者向けプログラム。
効果的な回復と疼痛管理のために設計された専門的なリハビリテーションプログラム。
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 肩
- 傷害の種類
- 腱修復後
- レベル
- 中級
- 期間
- 23
- 週あたりのセッション数
- 4
- セッションあたりの分数
- 30
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S42
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 これは、肩腱修復手術後の回復期にある方を対象とした、23週間の中級者向けリハビリテーションガイドです。週4回、1回約30分のセッションを行い、ダンベル、ケーブルマシン、懸垂バー、足関節装具、バランスボードなどを使用します。腱板や肩甲骨周囲の筋肉を段階的に強化する運動に加え、徒手療法、バランス・協調性トレーニング、動作や姿勢に関する指導を組み合わせます。この一般的なガイドは、主治医や理学療法士による治療の代わりになるものではありません。
このプログラムの対象者と目的 このプログラムは、肩腱修復後の回復が中期段階に入り、初期の保護期間を終えて、筋力・動き・コントロールを高めている方に適しています。修復部を守りながら、肩の動き全体、腱板と肩甲骨周囲の筋力、関節の位置感覚、日常生活の機能を徐々に取り戻すことが目的です。仕事、スポーツ、日常動作への復帰など、修復部位や組織の治癒状態、目標に合わせて、医療者が内容を調整します。
開始前に確認すること この段階が自分に適しているか、主治医と理学療法士に確認してください。現在の可動域、筋力、痛みに合った運動を行えるよう、肩の状態を評価してもらいましょう。運動する場所を片付け、器具に問題がないか確認してください。自分の修復内容に応じて制限されている動きを把握しておきましょう。鋭い痛みを我慢して続けないでください。また、医療チームから個別に指示された可動域や負荷の制限を必ず守ってください。
安全上の注意と中止すべき場合 重度の骨粗しょう症は禁忌とされているため、衝撃の強い運動や無理な負荷は避け、開始前に許可を得てください。運動中は背骨を自然な位置に保ち、痛みが強くなったら中止してください。突然の強い痛み、新たな筋力低下、腫れ、赤み、発熱、しびれ、または肩が「抜けた」ような感覚がある場合は中止し、医療者に連絡してください。これらは早急な確認が必要な問題のサインである可能性があります。必要に応じて、必ず医療者の指導のもとで運動してください。
週間スケジュール 23週間にわたり、週4回、1回約30分のセッションを予定します。週の中でセッションを分散し、負荷の大きい日の間には休息日を設けてください。プログラムは、保護、初期の動き、段階的な筋力強化の各段階を進みます。ケーブルマシンやダンベルで、コントロールされた筋力を養います。懸垂バーは、医療者の許可が出た場合に限り、握力や引く動作の練習に使用します。バランスボードや足関節装具は、安定性のトレーニングに役立ちます。各段階の基準を満たすにつれて、理学療法士が運動の強度を調整します。
23週間の計画の構成 計画は、初期の保護と穏やかな運動から始まり、初期の自動運動、さらに段階的な抵抗運動と機能訓練へと進みます。各段階には、単に経過した日数だけでなく、痛み、可動域、筋力、動作のコントロールに基づく確認項目があります。医療者が基準を満たしたと判断したら次の段階へ進みます。そのため、進む速さには個人差があります。セッションの時間はおおむね同じですが、肩が耐えられるようになるにつれて運動の難度が上がります。
一般的なセッションの内容 一般的なセッションでは、まず軽い振り子運動や、自分の力だけではなく補助を使って行う可動域運動でウォームアップします。その後、肩甲骨のコントロール運動、ダンベルやケーブルマシンを使った腱板の段階的な筋力強化、固有受容感覚やPNFパターンの練習を行います。全身のコントロールを高めるために、バランスボードを使うこともあります。クールダウンでは、軽いストレッチや軟部組織への施術を行います。必要に応じて、理学療法士が徒手療法、超音波療法、電気刺激療法を加える場合があります。
ウォームアップ、主な運動、クールダウン 肩を準備するため、軽い可動域運動と肩甲骨を安定させる運動から始めます。主な運動では、ダンベルやケーブルマシンを使って腱板と肩甲骨周囲の筋肉を強化し、バランスや協調性の練習も行います。許可が出ている場合は、懸垂バーを使った引く動作の練習を行うことがあります。また、バランスボードや足関節装具を安定性のトレーニングに活用できます。最後に、穏やかなストレッチと呼吸でクールダウンします。動きは常にコントロールし、痛みが出ない範囲で行ってください。
経過の記録 痛み、可動域、筋力、日常生活での機能を定期的に記録しましょう。医療者は、ASES肩スコア、Simple Shoulder Test、痛みの評価尺度、角度計による可動域測定、徒手筋力テスト、片腕での機能比較などを用いて評価します。セッション中の感覚や、痛みが強くなったかどうかも記録してください。これらの記録は、理学療法士がプログラムを進めるか、現状を維持するか、変更するかを判断するのに役立ちます。推測ではなく、評価結果に基づいて安全に判断できます。
進行基準と評価指標の活用 進行基準とは、痛みの程度、他動・自動可動域の目標、筋力の評価、肩甲骨のコントロールなど、次の段階へ進む時期を医療者が判断するための確認項目です。評価指標は、時間の経過に伴う変化を確認し、プログラムの調整に役立ちます。基準は一人ひとり異なるため、数値だけを見て自分の判断で次の段階へ進まないでください。理学療法士は、診察結果と合わせて評価を解釈します。これにより、治癒の状態に合った安全なペースで進められます。
回復とセルフケア 十分な休息、良質な睡眠、バランスのよい食事を心がけ、回復を支えましょう。デスクワーク、物を持ち上げる動作、日常生活の動作では、肩への負担を減らすための姿勢や動作の指導に従ってください。アイスパックや温めるケアは、医療者の指示がある場合にのみ行ってください。制限の範囲内で、他の関節を動かしたり、全身の体力を維持したりしましょう。強度よりも継続が大切です。休息日を守り、症状の変化があれば次回の受診時に伝えてください。
痛みの管理に関する注意と危険なサイン 運動中に軽い痛みや一時的な筋肉痛が出ることはありますが、痛みが強くなったり続いたりする場合は中止してください。悪化する痛みを隠して無理に続けないでください。突然の強い痛み、明らかな新たな筋力低下、目に見える変形、強い腫れ、発熱、しびれやピリピリする感覚がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。許可が出るまでは、重い物を持つことや腕を頭上に上げて負荷をかける動作を避けてください。薬や痛みへの対処方法は、自己判断で変更せず、必ず医療者に確認してください。
回復フェーズ
安静時疼痛がビジュアルアナ|scale scaleで2/10以下,肩甲上腕関節痛なしでの受動的前方屈曲90°達成,腕を体側に置いた外旋0°制限(棘上筋/棘下筋修復の保護),肩甲骨安定化:伏臥位で肩甲骨引き込みを疼痛なしで行える,睡眠許容:枕支持下で健側に横たわることができる,上腕二頭筋腱刺激なしでの自動的肘屈曲/伸展
→ 次の段階へ: フェーズ2:早期運動
受動的前方屈曲120°達成,外転90°での受動的外旋30°,自動補助運動域:手を背中に回して仙骨レベルまで,等尺性ローテーターカフ収縮:最大努力以下の無痛,等尺性三角筋収縮:3/5 grade達成,肩関節の腫脹は最小限または消退している
→ 次の段階へ: フェーズ2:早期運動
受動的前方屈曲150°達成,外転90°での受動的外旋45°,重力に対抗する自動的前方屈曲120°,棘上筋/棘下筋筋力:MMT 3/5,肩甲骨制御:伏臥位肩甲骨前方突出/后方引き込み10回,日常生活動作での疼痛≤3/10
→ 次の段階へ: 段階3:早期筋力強化
受動的可動域:90°外転位での完全前屈と外旋70°,自動的可動域:受動との差10° 이내での前屈同等,内旋:手を背中に回してT12レベルまで,ローテーターカフ筋力:全方向3+/5,肩甲上腕関節固有受容覚:健側との差10°以内の関節位置感覚,肩関節運動時の軋轢音なし
→ 次の段階へ: 段階3:早期筋力強化
前屈筋力:抵抗ありで4-/5,外旋筋力:抵抗ありで3+/5,内旋筋力:抵抗ありで4/5,肩甲骨安定性:伏臥位水平外転100°で2lb、10回,上腕二頭筋腱:無痛の抵抗付き肘屈曲,機能的リーチ:不快感なく体CROSSにできる
→ 次の段階へ: 第4相:高度な筋力強化
ローテーターカフ筋力:全方向4/5,肩甲骨持久力:伏臥位伸展保持30秒,肩甲上腕関節持久力:側臥位外旋2lbで15回,固有受容覚トレーニング:不安定感なしの壁伏臥撑,AC関節:横越え内転での疼痛なし,患者報告アウトカム:Shoulder Outcome Scoreでの最小限の障害
→ 次の段階へ: 第4相:高度な筋力強化
ローテーターカフ筋力:全方向4+/5,90°外転位での外旋:抵抗に対する完全可動域,肩甲骨筋力:前鋸筋パンチテスト4/5,閉closed kinetic chain:肩甲骨羽ばたきなしのpush-up plus,上腕二頭筋:近位腱痛なしの抵抗付き的回内,肩持久力:機能的capacity対側80%以上
→ 次の段階へ: 第5段階:活動復帰
全方向での完全無痛可動域,ローテーターカフ筋力:5/5または傷害前baselineがあれば4+/5,代償なしのスポーツ特異的または職業特異的な動きパターン,伏臥撑テスト:疲労または疼痛なしでの連続20回伏臥撑,投げる進捗:70%速度での無痛(該当する場合),機能的アウトカムに関する患者満足度 ≥8/10
→ 次の段階へ: フェーズ6:完全な活動への復帰
可動域:健側との差5°以内の同等,筋力:等速性テストで対側90%以上,機能テスト:ASESスコア85点以上,仕事/スポーツ復帰基準充足,肩甲上腕関節動揺検査での不安感なし,患者教育に基づくメンテナンスプログラム確立
→ 次の段階へ: 退院
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 6 週flareなしで軽い抵抗性屈曲・伸展をolerate可能
軽度の機能活動と而起調整
第 10 週機能的リーチとを持ち上げ動作中の疼痛 ≤ 3/10
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 13 週運動進行後48時間のフォローアップで疼痛増加なし
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 23 週眼の高さのオブジェクトへの軽いオーバーヘッドリーチを遂行可能
注意事項
- ニュートラルスパインを保つ
- 痛みが増したら中止する
禁忌
- 高度骨粗鬆症
疼痛管理
- Cryotherapy:運動後15-20分間のアイシング
- 処方に基づく非ステロイド性抗炎症薬の投与
- 関節モビライゼーション:疼痛調節のための肩甲上腕Grade I-II振盪
- 軟部組織モビライゼーション:肩甲骨筋群と後方関節包のstretching
- 電気刺激:回旋腱板活性化のための神経筋電気刺激 (NMES)
装置とモダリティ
よくある質問
体調がよければ、セッションを休んでもよいですか?
ケーブルマシンを使った後に筋肉痛が出るのは普通ですか?
スポーツや重い物を持つ動作には、いつ復帰できますか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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医学的緊急情况可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの緊急治療室に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む