上級 手関節・手指 骨折後 リハビリテーション
懸垂台、ボスイボール、固定式自転車、ウェイトベストを使用した9週間の上級者向けプログラムで、回復プロセスを支援します。
効果的な回復と疼痛管理を目的としたプロフェッショナルなリハビリテーションプログラム
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 手首・手
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 上級
- 期間
- 9
- 週あたりのセッション数
- 3
- セッションあたりの分数
- 30
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S62
- コスト層
- 中等度
プログラム概要 — 手首・手指の骨折後リハビリテーション上級プログラム
この9週間の上級プログラムは、手首の骨折から回復中で、初期の治癒と基本的な動きの訓練を終え、筋力・動き・手の機能の再構築に進む準備ができた方を対象としています。目標は、担当の医療者による指導のもと、手首の可動域、握力とつまみ力、そして食事・書字・持ち上げといった日常動作への自信を取り戻すことです。ディップスタンド、ボスバル、エアロバイク、ウェイトベストを使い、手技療法や運動と組み合わせて、週3回・約30分ずつ行います。
始める前に
開始前に担当の医療者と相談し、骨折部が安定して治癒していると確認されてから始めてください。炎症が続いている場合、強い痛みがある場合、重度の骨粗鬆症がある場合には、このプログラムは適していません。毎回のセッション前に必ずウォームアップを行い、運動中は背骨を中間位(自然な姿勢)に保ち、支えられた状態で行ってください。鋭い痛みや悪化する痛み、手の新たなしびれやピリピリ感、急な腫れを感じた場合、または手首が変形したり不安定に見えたりする場合は、中止して担当の医療者に連絡してください。
週ごとの構成
この計画は9週間で、週3回・各30分のセッションを行います。大きく4つの段階を踏みます。まず治癒中の手首を保護する段階、次に動きを少しずつ加える段階、次に軽い負荷での制御された動きの段階、最後により進んだ筋力と機能の段階です。ディップスタンド、ボスバル、エアロバイク、ウェイトベストといった器具は、担当の医療者が各段階を許可するのに合わせて徐々に取り入れていきます。先走らず、安全に体の耐性を高めていきましょう。
典型的なセッションの流れ
各セッションはウォームアップ、メインの運動、クールダウンで構成されます。エアロバイクで腕と体全体を温め、手と手首のやさしい動きで関節を準備します。メインの運動では、処方された手首の運動や腱の滑走運動に加え、担当の医療者の指導による関節モビライゼーション、指示に応じた超音波や電気刺激を行います。後の段階では、許可が出てから初めてボスバル、ウェイトベスト、ディップスタンドを使った軽い負荷やバランス運動を加えます。クールダウンでは、手首を落ち着かせるためにやさしい可動域運動とストレッチを行います。
進捗の記録
担当の医療者は、段階ごとのチェックポイント(手首の動き、筋力、痛みのレベルが一定に達したかなど)をもとに、次の段階に進む時期を判断します。これらは担当の医療者と一緒に決める目安であり、一人で追いかける目標ではありません。握力やつまみ力、手首の可動域、DASHスコア、ボストン手根管質問票、パデュー・ペグボード検査といった評価指標を繰り返し測定し、時間の経過に伴う変化を確認します。担当の医療者の承認なしに段階を進めないでください。
回復とセルフケア
多少の痛み(筋肉痛のようなもの)は想定内ですが、痛みは落ち着いた管理しやすい範囲に保ってください。痛みのコントロールは担当の医療者が指導しますので、自分で判断して薬を服用しないでください。手首が熱を持ったり、腫れたり、ひどく痛んだりする場合は安静にし、取り外し可能な装具は指示に従って使用してください。新たなしびれ、指が冷たい・白っぽい、ひどく和らがない痛み、手首がずれているように見えるといった危険なサインがあれば、速やかに受診してください。活動や仕事・スポーツへの復帰については担当の医療者の指示に従ってください。
回復フェーズ
装具で維持された橈骨関節固定、橈骨遠位端骨折部位触診による圧痛なし,Volkmann管の完全性評価 - 正中神経絞扼兆候なし(正中神経領域の痺れ),指の能動運動のみで開始された手関節屈筋/伸筋腱滑走,指の関節可動域維持、屈筋腱癒着形成なし,橈側手根屈筋・橈側手根伸筋の等尺性収縮で安静時痛みレベル≤3/10,尺骨頭位置安定、遠位橈尺関節亜脱臼兆候なし
→ 次の段階へ: 早期動態
痛み増悪なく達成された手関節屈曲/伸展弧≥15°,橈骨手根靭帯stressテスト陰性 - 掌側/背側手関節痛の増加なし,橈側手根屈筋・橈側手根伸筋マニュアル筋検査≥3/5,Carpal tunnel症状なし - 正中神経でのTinel兆候陰性,指の屈曲/伸展完全、浅指屈筋/深指屈筋制限なし,装具装着での5分間機能的活動耐久
→ 次の段階へ: 保護された運動
手関節屈曲≥30°、伸展≥25°、橈側偏移≥10°、尺側偏移≥15°,遠位橈尺関節で達成された回内≥60°、回外≥50°,Jamar筋力を用いた対側≥30%の手関節伸展力(位置2),対側≥40%のpinch力(key pinch),腱摩擦音なし - 屈筋/伸筋腱滑走良好,橈骨手関節負荷に対する≤2 lbsの負荷耐久
→ 次の段階へ: 漸進的運動
手関節屈曲≥40°、伸展≥35°、橈側偏移≥15°、尺側偏移≥20°,遠位橈尺関節での回内≥70°、回外≥60°,握力≥対側の50%,抵抗による手関節屈曲/伸展(橈側手根屈筋、橈側手根伸筋)で痛み≤2/10,母指球/小指球萎縮なし - 母指球筋(対立母指筋、短母指外転筋)完整,代償パターンなく軽い機能的課題(食事、執筆)耐久
→ 次の段階へ: 筋力トレーニング開始期
手関節屈曲≥45°、伸展≥40°、対側80%以内の偏差弧,握力≥対側の60%,対側≥60%のpinch力(3-point pinch),2 lbsでの抵抗下手関節屈曲 - 橈側手根屈筋・尺側手根屈筋Grade 4/5,2 lbsでの抵抗下手関節伸展 - 橈側手根伸筋・尺側手根伸筋Grade 4/5,Carpal不安定性なし - 中手根関節stressテストで安定
→ 次の段階へ: 漸進的筋力強化
手関節屈曲≥50°、伸展≥45°、完全な偏差弧達成,対側≥70%の手関節伸展力、耐久力改善,対立母指筋・第1背側骨間筋筋力≥4/5,反復 Grip耐久テスト - 疲労なく最大Gripの50%で10回反復,手関節固有感覚評価 - 橈骨手関節での位置感覚障害なし,閉鎖連鎖位置での手関節 통한8 oz体重負荷耐久
→ 次の段階へ: 上級筋力強化
握力が健側の80%以上,全手関節外在筋群(橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、橈側手根伸筋、尺側手根伸筋)≥4+/5,浅指屈筋・深指屈筋腱滑走完全 - 癒着なし,総指伸筋腱機能完整 - 抵抗に対する指の伸展,尺骨手関節無痛 - 負荷での尺側手関節痛なし,15分間隔で耐久される作業シミュレーション活動
→ 次の段階へ: 活動復帰
利き手/非利き手に関わらず対側≥90%または5 lbs以内の手関節伸展力,全平面で対側10°以内の手関節可動域,Purdue Pegboardテストスコア 年齢別90パーセンタイル以上,正中神経症状なし - Boston Carpal Tunnel Questionnaireスコア<2,Functional capacity評価 - 手関節作業シミュレーションGrade良好/優秀,30分間持続活動足够的耐久力
→ 次の段階へ: 最終調節
対側100%または最大(≥95%)の手関節伸展力,橈骨手関節・遠位橈尺関節 完全な手関節・前腕可動域達成,DASHスコア10点未満、または集団基準の正常範囲内,制限なく受傷前の活動レベルへ復帰,遠位橈骨骨折部位に圧痛なし - 画像があれば仮骨形成の完了を確認,手関節の保護および傷害予防に関する患者教育の完了
→ 次の段階へ: 退院
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 2 週肘の内反・外反安定性がVarus・Valgus stress下で保持
軽度の機能活動と而起調整
第 4 週全方向で体幹から30cm以上の機能的リーチ距離
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 5 週健側と比較して自動可動域 ≥ 70%
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 9 週flareなしで軽い抵抗性屈曲・伸展をolerate可能
注意事項
- ウォームアップを行う
- ニュートラルスパインを保つ
禁忌
- 急性炎症
- コントロールされていない激痛
- 高度骨粗鬆症
疼痛管理
- 冷却療法(手関節の背側/掌側にアイスパック、1回15〜20分)
- 神経滑走運動(手根管症候群に対する正中神経スライディング)
- 軟部組織モビライゼーション(屈筋腱/伸筋腱付着部へのクロスフリクション)
- テーピング技法(腱支持のためのカウンターフォース手関節テーピング)
- 活動調整に関する教育(エルゴノミクスに基づく姿勢、負荷の回避)
装置とモダリティ
よくある質問
より負荷の高い筋力運動に先に進んでもいいですか?
セッションの後、手首に痛みが出たらどうすればいいですか?
進捗はどのくらいの頻度で測定されますか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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医学的な緊急事態の可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの救急外来に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む