上級 手関節・手指 骨折後 リハビリテーション
23週間の上級者向けプログラム。ティーレックスと抵抗バンドを使用 し、回復プロセスを支援します。
効果的な回復と疼痛管理を目的としたプロフェッショナルなリハビリテーションプログラム
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 手首・手
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 上級
- 期間
- 23
- 週あたりのセッション数
- 3
- セッションあたりの分数
- 60
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S62
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 これは、手首の骨の骨折が治癒した後の手首・手のリハビリテーション計画の上級コースです。期間は23週間、週3回、1回約60分で、TRXとレジスタンスバンドに加え、セラピーパテ、ウェイトボール、作業シミュレーションツールを使用します。各段階はセラピストが導き、次に進む準備ができたかを判断します。このガイドでは、期待されること、セッションの組み立て方、進み具合の測り方を説明します。リハビリチームによる直接のケアに代わるものではありません。
対象となる方と目標 このプログラムは、手首の骨折が順調に治癒し、より軽い段階のリハビリを終えた方に適しています。目標は、手首と手を無理なく動かせるようにすること、握力とつまみ力を取り戻すこと、そして日常生活や趣味、仕事に自信を持って戻れるようにすることです。上級計画のため、基本的な運動がすでにでき、より負荷の高い筋力強化に取り組む準備ができていることが前提です。開始前に、このレベルが適切かどうかを担当の医療者が確認します。
始める前に セラピストが手首を診察し、骨折の治癒状況を確認して、安全に始められるかを判断します。しびれ、ピリピリ感、腫れ、新たな痛みがあれば伝えてください。計画を一緒に確認し、各段階、使用する器具、注意すべき危険サインを理解しましょう。いつでも質問してかまいません。自分だけで新しい段階を始めないでください。このガイドの後半で説明する確認に基づき、準備ができたかどうかを担当の医療者が判断します。
安全上の注意と中止すべきとき 活動性の感染、開いた傷、不安定な骨折の固定、重度の筋委縮がある場合はこのプログラムを行わないでください。該当しないことは担当の医療者が確認します。必ず運動前にウォームアップし、運動後にクールダウンしてください。痛みが増し続ける、腫れが悪化する、しびれやピリピリ感が出るまたは戻る、新たな変形に気づく場合は中止して担当の医療者に連絡してください。休むと落ち着く軽い筋肉痛はよくありますが、鋭い痛みや長く続く痛みは一時中止して相談すべきサインです。
週ごとの構成 23週間にわたり、週3回、1回約60分を予定してください。最初の週は治癒中の手首を守り、やさしく動かすことに重点を置きます。中盤の週は可動域を高め、筋力強化を始めます。後半の週は、より強い筋力強化、持久力、握る動作、実際の生活や仕事の動作練習に重点を置きます。ペースは体の反応に合わせてセラピストが調整するため、週数は目安であり厳密な予定表ではありません。
23週間の進め方 計画は大きく4つの段階を進みます。1週目あたりの保護期、5週目あたりの初期可動域期、9週目あたりの中間筋力強化期、13週目以降の上級筋力強化期で、残りの週は筋力と機能の定着にあてます。各セッションではTRXとレジスタンスバンドに加え、パテ、ウェイトボール、作業シミュレーションツールを用います。先走らず、各段階の確認を満たしたことをセラピストが確認してから進むため、期間は体に合わせて柔軟に変わります。
標準的なセッションの流れ 各セッションはウォームアップ、メインの運動、クールダウンの流れで行います。セラピストは、関節モビライゼーションや治癒中の骨への超音波などの手技と、能動的な運動を組み合わせます。メインの運動には、可動域訓練、バンドとTRXによる筋力強化、パテとウェイトボールによる握力訓練、作業の模擬動作が含まれます。活動中は、必要に応じてオーダーメイドの手首装具でサポートします。クールダウンではやさしい動きで落ち着かせ、穏やかに終えます。
ウォームアップ、メインの運動、クールダウン 軽い動きと弱いバンド運動から始め、手首、手、前腕を温めます。メインの運動では、セラピストの手技と、手首・前腕のTRXロウやバンド運動、パテやウェイトボールを使った握力・つまみ訓練、作業の模擬動作を組み合わせます。最後に、やさしいストレッチとリラックスした手の動きでクールダウンします。強度は中程度でコントロールを保ち、各運動をどの程度強く行うかはセラピストの指示に従ってください。痛みが増したら中止してください。
進み具合の記録 セラピストは標準的な評価法を用いて状態を記録します。Michigan Hand Outcomes Questionnaire、DASHスコア、握力計による握力、ゴニオメーターによる手首の可動域、Boston Carpal Tunnel Questionnaire、Prampero Wrist Function Testです。これらで動き、筋力、症状、日常生活での手の使い方を追跡します。定期的に評価を行い、改善を確認できるとともに、セラピストが計画を調整できます。
段階移行の基準と評価の考え方 次の段階へ進むには、セラピストが特定のサインを確認します。たとえば、腫れの減少、無理のない可動域、もう一方の手と比べた握力の向上、手根管症状がないことなどです。これらの確認は臨床的な目安であり、一人で追い求める目標ではありません。上記の評価指標は回復の全体像を示します。担当の医療者はこれらを総合的に判断し、進むことが安全で妥当かどうかを決めます。
回復とセルフケア セッションの間は、日常の軽い使用とセラピストから教わった自宅運動で手を動かし続けましょう。腫れる場合は手首を高く上げ、活動中は指示に従って装具を使用してください。回復はセッションの間に進むため、水分をとり、十分な睡眠をとりましょう。負荷の高い作業はペースを抑え、休息日を設けてください。何か違和感があれば、無理に続けずにメモして次回の受診時に伝えましょう。
痛みの管理、休息、危険サイン 軽い筋肉痛は休息と姿勢の変更で対処し、痛み止めは自己判断で使わず担当の医療者に相談してください。鋭い痛みや強くなる痛みを我慢して続けないでください。腫れの増加、新たなしびれやピリピリ感、手の冷感や蒼白、発熱、傷の変化、突然の動きの喪失があれば早めに相談してください。これらは中止して担当の医療者に連絡すべき理由です。適切な休息をとりながら、無理のない着実な取り組みが最善の回復を支えます。
回復フェーズ
対側との比較での手関節周囲径による30%以上の腫脹減少,安静時疼痛がVisual Analog Scaleで3/10未満,橈骨遠位端および尺骨骨折部が触診上臨床的に安定している,疼痛なしでの受動的手関節屈曲15-20度の達成,疼痛なしでの受動的手関節伸展10-15度の達成,正中神経管症候群症状(しびれ/チクチク感)の消失又軽微
→ 次の段階へ: 早期可動化期
橈骨手関節自動運動範囲:屈曲30°、伸展25°,遠位橈尺関節回内60°、回外50°,最小抵抗での手指屈筋腱による自動的手指屈曲の実施可能,中手指節間関節での伸筋腱の滑走可視化,握力計で測定した対側20%以上の握力,正中神経管症候群症状消退;正中神経ニューロダイナミックテスト陰性
→ 次の段階へ: 中期筋力強化期
橈骨手関節自動運動範囲:屈曲45°、伸展40°,完全な遠位橈尺関節回内及回外の達成,徒手筋力テストにて手関節屈筋腱の筋力グレード4/5,徒手筋力テストにて手関節伸筋腱の筋力グレード4/5,对側サイドの50%以上の握力,外反ストレステストにて尺骨手根関節の安定性を確認
→ 次の段階へ: 応用筋力強化期
橈骨手根関節の自動可動域:屈曲55°、伸展50°,全指に屈筋腱の緊張を保ちながら完全な握拳の形成,握力>対側の70%,最大筋力の50%で手関節屈筋・伸筋の30秒超の保持による持久力,ピンサーグリップ(つまみ把持)筋力が健側の60%超,手根管症状なし、正中神経のティネル徴候陰性
→ 次の段階へ: 活動復帰フェーズ
健側との差10°以内で手関節の完全な可動域,握力>対側の85%,手関節を通して体重の80%の荷重に橈骨遠位端が耐えられることを確認,示指固有伸筋および長母指伸筋の機能の完全な回復,疼痛なく5kg超の物体を繰り返し持ち上げる機能的能力,尺骨神経および橈骨神経の感覚正常
→ 次の段階へ: スポーツ・職業特異的トレーニング
手関節のピークトルク屈曲/伸展比が健側の66〜75%,位置再現テストにて誤差2°以内の手関節固有受容感覚,負傷前レベルと同等の搬運能力,疲労なく100回超繰り返せる手関節運動の持久力,手関節荷重を伴う職業的要求への完全復帰,患者主観の活動復帰アンケートにて90%超の満足度
→ 次の段階へ: 退院
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 6 週抵抗あり_empty can testでの肩峰下インピンジメント兆候なし
軽度の機能活動と而起調整
第 10 週flareなしで軽い抵抗性屈曲・伸展をolerate可能
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 13 週機能的リーチとを持ち上げ動作中の疼痛 ≤ 3/10
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 23 週週5日以上のホームエクササイズプログラムへの患者遵守
注意事項
- クールダウンを行う
- ウォームアップを行う
- 痛みが増したら中止する
禁忌
- 活動性感染症
- 創部裂開
- 不安定な固定
- 高度な筋萎縮
疼痛管理
- クライオテラピー(セッション後15-20分間の氷パック適用)
- 正中神経調整のためのTENS(経皮的電気神経刺激)
- 橈側手根屈筋および橈側手根伸筋への軟部組織モビライゼーション
- 手根管を通る正中神経の神経滑動運動
- 処方に基づく非ステロイド性抗炎症薬の投与
装置とモダリティ
よくある質問
必ず23週間で終わりますか?
自宅で一人でセッションを行えますか?
1週間休んだり、症状が悪化したように感じたらどうすればよいですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む