初級 手関節・手部骨折後リハビリテーション
足首ブレース、バランスパッド、ケトルベル、サプライストレーナーを使用した21週間の初心者向けプログラムで、回復プロセスを支援します。
効果的な回復と疼痛管理を目的とした専門的リハビリテーションプログラム
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 手首・手
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 初級
- 期間
- 21
- 週あたりのセッション数
- 2
- セッションあたりの分数
- 60
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S62
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 これは、骨折後の手首と手指のための21週間の初心者向けリハビリテーションガイドです。手技療法、指導のもとでの筋力強化、やさしい器具を使った運動を組み合わせ、動きや握力、自信を取り戻すことを目指します。セッションは週2回、1回約60分です。担当の医療者から準備ができたと確認されたときにだけ、次の段階へ進めるように設計されています。
対象となる方と目的 このプログラムは、手首または手指の骨折から回復中で、段階的なリハビリを始めてよいと担当の医療者から許可された成人の方を対象としています。目的は、治りつつある骨を守りながら、手首の動き、前腕の回旋、握力、手指の機能を安全に取り戻すことです。医療の代わりになるものではないため、リハビリチームの監督や指導のもとで進めてください。
始める前に 始める前に、この計画を担当の医療者や理学療法士と確認してください。足首用装具の装着や、バランスパッド・ケトルベル・サスペンショントレーナーの使用は、指示されたとおりに行ってください。運動の前にウォームアップを行い、治りつつある側に負担をかけすぎず、鋭い痛みがあるときは決して無理をしないでください。担当の療法士が、あなたの段階と安全上の制限に合った運動を設定します。
安全上の注意と中止すべきとき 固定が不安定な場合や炎症が続いている場合は、始めないでください。まずそれらの解決が必要です。突然の鋭い痛み、新たな腫れ、指のしびれやピリピリ感、手が冷たい・白っぽい、手首の形が変に見えるなどの変化に気づいたら、中止して担当の医療者に連絡してください。これらは早めの診察が必要な警告サインであり、運動を続けるべきではありません。骨折部位の皮膚は清潔で傷のない状態に保ってください。
週ごとの構成 21週間にわたり、週2回、1回約60分のセッションを予定してください。足首用装具、バランスパッド、ケトルベル、サスペンショントレーナーなどの器具は、担当の医療者の指示に従い、バランス、コントロールされた負荷、やさしい抵抗を支えるために使います。計画は「保護期」「早期運動期」「可動域期」「筋力強化期」の4段階に分かれています。次の段階の基準が担当の医療者に確認されたときにだけ、先へ進んでください。
計画の進め方 週は固定された日付だけでなく、段階ごとにまとめられています。保護期は、手指をやさしく動かしながら、手首を中間位の装具で支えます。早期運動期は、治癒が確認された後に、保護された範囲で手首と前腕の動きを加えます。可動域期は、より広い可動域と完全な握りこぶしを目指します。筋力強化期は、抵抗をかけた運動と握力の課題を加えます。各段階は前の段階の上に積み重なるので、ゆっくり進むことは安全で普通のことです。
典型的なセッションの流れ ウォームアップ、指導のもとでの運動のメイン部分、クールダウンが基本です。足首用装具とバランスパッドは、立位のバランスと体重移動の練習を支えます。ケトルベルとサスペンショントレーナーは、担当の医療者が指示した運動に対して、軽くコントロールされた抵抗を提供します。やさしい手技療法や、処方された場合には電気刺激や超音波が含まれることもあります。セッションはゆったりしたストレッチと、手首の状態の確認で終わります。
ウォームアップ、メインの運動、クールダウン まず、簡単な手指と肩の動き、パッドの上での軽いバランス運動で体を準備します。メインの運動には、担当の療法士が設定した手首と前腕の運動、握力の課題、耐えられる範囲でのケトルベルやサスペンショントレーナーを使った運動が含まれます。クールダウンでは、痛みのないゆっくりした可動域運動と軟部組織のケアを行います。負荷をかけすぎず、力任せではなく滑らかな動きを心がけてください。
進み具合の記録 担当の医療者は、握力を握力計で、手首の可動域を角度計で、機能をDASHスコア、ボストン手根管質問票、パデュー・ペグボード検査、患者固有機能尺度を使って記録します。これらの指標は、次の段階へ進む準備ができているかを示し、問題の早期発見にも役立ちます。痛みや活動についての自宅での記録を毎回のセッションに持参し、計画を調整できるようにしてください。
進行基準の使い方 次の段階へ進むのは、画像での治癒、痛みのない可動域、反対側と比較した握力の目標値など、定められた基準が担当の医療者に確認されたときだけです。これらの確認は、治りつつある骨を守り、後戻りを防ぎます。評価指標は時間の経過に伴う変化を客観的に示し、日々の判断は症状と機能に基づいて行います。回復には個人差があり、競争ではありません。
回復とセルフケア セッションの間は休み、指示に従って手首を支えてください。氷や温熱は担当の医療者が勧めた場合にのみ使い、装具の装着についての指示に従ってください。こわばりを防ぐため、安全な範囲で手指を動かしておきましょう。水分をとり、よく眠り、活動のペースを調整してください。何かおかしいと感じたら、先に進まずにリハビリチームに相談してください。
痛みの管理に関する注意と危険サイン 休めばおさまる軽い痛みはよくあることですが、鋭い痛みや続く痛みは中止のサインです。活動によって痛みの増加を覆い隠さないでください。強い痛み、著しい腫れ、しびれ、ピリピリ感、脱力、手や指の色の変化がある場合は、早急に診察を受けてください。神経や血流の問題を示している可能性があります。装具の装着や運動の強度を変える前には、必ず担当の医療者に確認してください。
回復フェーズ
中間位的スプリント保持(Carpometacarpal関節は自由),手指の屈曲/伸展維持(腱癒着予防),該当橈骨・尺骨に荷重なし,骨折部位の皮膚完整性維持,安静時痛 ≤3/10(Visual Analog Scale使用),患者は活動制限の理解を示す
→ 次の段階へ: 早期保護運動
橈骨・尺骨遠位端の骨折治癒 レントゲン確認,手関節屈曲 20度(痛みなし),手関節伸展 20度(痛みなし),前腕的回内 45度,前腕的回外 45度,Carpal Tunnelでの正中神経圧迫症状なし
→ 次の段階へ: 可動性段階
手関節屈曲 40度,手関節伸展 40度,前腕の完全な回内・回外,手指屈曲(強張なしでの完全握り),Carpal Tunnel・腱鞘に圧痛なし,握力≥対側の30%
→ 次の段階へ: 筋力強化期
手関節屈曲 50度(抵抗あり),手関節伸展 50度(抵抗あり),橈屈(外転)15度,尺骨偏移15度,握力≥対側の50%,機能的活動中の疼痛 ≤2/10
→ 次の段階へ: 上級筋力強化
手関節屈曲 60度(完全抵抗),手関節伸展 60度(完全抵抗),握力≥対側の70%,橈側手根屈筋・尺側手根屈筋の完全筋力,橈側手根伸筋・尺側手根伸筋の完全筋力,Provocative TestでのCarpal Tunnel症候群症状なし
→ 次の段階へ: 機能訓練
握力が健側の85%以上,手関節・前腕の完全なROM,反復的な作業動作遂行能力,ADL Scaleに制限なし,患者申告:職場での傷害前機能への復帰,以前異常があった場合の正中神経伝導検査正常化
→ 次の段階へ: 活動復帰
握力が健側の95%以上,完全手関節屈曲 70度・伸展 70度,完全回内 80度・回外 80度,最大抵抗試験で痛みなし,DASHスコア10点未満,患者が独立したホームエクササイズプログラムに退院
→ 次の段階へ: 退院
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 6 週代償なし的全方向での機能的リーチ完成可能
軽度の機能活動と而起調整
第 9 週Stage 2の上肢テンションテスト中に痛みが放散しない
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 12 週上肢代償なしで移乗・移動タスク完了
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 21 週手関節と指の完全な可動域;tenodesis制限なし
注意事項
- 過負荷を避ける
- ウォームアップを行う
禁忌
- 不安定な固定
- 急性炎症
疼痛管理
- 背側手関節への氷治療(炎症コントロール)
- 屈筋・伸筋腱鞘への軟部組織モビライゼーション
- 橈骨手根関節・橈尺関節の関節モビライゼーション
- Carpal Tunnelでの正中神経滑り運動
- 浮腫管理のための交互浴
装置とモダリティ
よくある質問
運動中はどのくらいの痛みまで許容されますか?
準備ができたと感じたら、筋力強化期に飛ばして進んでもよいですか?
セッションを1回休んだらどうすればよいですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
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WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む