初級 手関節・手部骨折後リハビリテーション
手根管、腱、橈骨遠位端、尺骨に焦点を当てた骨折後回復のための17週間ビギナープログラム。ボスボール、くるぶしブレース、抵抗バンドなどのツールを使用します。
効果的な回復と疼痛管理のために設計された専門的リハビリテーションプログラム。
要点一覧
- 検査部位
- 上肢 · 手首・手
- 傷害の種類
- 骨折後
- レベル
- 初級
- 期間
- 17
- 週あたりのセッション数
- 5
- セッションあたりの分数
- 20
- エビデンスレベル
- 中等度
- ICD-10
- S62
- コスト層
- 中等度
プログラムの概要 これは、骨折後の手首と手指のための17週間の初心者向けリハビリテーションガイドです。ご自宅で、または理学療法士や作業療法士の指導のもとでクリニックにて、すでにお持ちの、あるいはお借りできる簡単な器具を使って行えるように作られています。週5回、1回約20分の短いセッションを中心に構成され、保護された安静から、ゆっくりとした動き、そして能動的な動きと筋力強化へと段階的に進みます。進行がゆっくりなのは意図的です。動きと握力を回復する一方で、手首には治癒するための時間が必要だからです。
このプログラムの対象者と目的 このプログラムは、手首または手指の骨折から回復中で、担当の医師またはセラピストからリハビリ開始の許可を得た成人を対象としています。手根管の領域、腱、橈骨と尺骨の遠位部に焦点を当てています。目的は、初期には治癒中の骨を保護し、その後、手首と手指の動きを徐々に取り戻し、こわばりを軽減し、握力とつまみ力を再構築することです。プログラム終了時には、着替え、料理、軽い物を運ぶといった日常の動作に、より快適に手を使えるようになっているはずです。
始める前に 開始前に、このガイドを担当の医師またはセラピストと一緒に確認してください。骨折が各段階に進めるほど安定していることを確認し、取り外し可能な装具を正しく装着してもらう必要があります。重度の骨粗鬆症や強い痛みがある場合は、まず専門家の指導が必要なため、開始しないでください。器具を準備しましょう。抵抗バンド、セラピーパテ、軽い負荷としてウェイトベストのような小さな重り、バランスと軽い支えのためのボスボール、手首装具が必要です。器具リストには足首サポーターも含まれていますが、手首の訓練には使いません。このプログラムでは無視してください。
安全上の注意と中止すべきとき 痛みが増す、腫れがひどくなる、指のしびれ・ピリピリ感・脱力感を感じる場合は、中止して担当医に連絡してください。これらは神経圧迫のサインかもしれません。装具の縁の周りを中心に、新たな発赤、熱感、皮膚の損傷に気づいた場合も中止してください。鋭い痛みを我慢したり、動きを無理に強いたりしないでください。セッション中および終了後も、痛みがコントロールされ快適な状態を保ってください。重度の骨粗鬆症がある場合は、担当医の承認があるまで強い握りや負荷を避けてください。迷ったときは、自己判断せずに一旦止めてセラピストに相談してください。
週間の構成 週5回、1回約20分のセッションを予定してください。5回を連続して行うのではなく、週の中で休息日が取れるように分散させましょう。17週間は、治癒の経過に沿った段階に分かれています。初期の保護段階、次にゆっくりとした動き、保護された動き、能動的な動きへと進み、進行に合わせて筋力強化が加わります。器具はシンプルで軽いものに保ちます。次の段階に進む基準を満たしたかどうかは担当セラピストが判断しますので、ご自身で推測しないでください。
17週間の進め方 このプログラムは、決まったカレンダーの区切りではなく、段階的に進みます。1週目は装具による保護に焦点を当て、指と親指をやさしく動かします。2週目は取り外し可能な装具を着けたまま、ゆっくりとした動きを始めます。3週目は保護された動きと軽い握りの訓練を加えます。4週目は能動的な手首の動きとやさしい筋力強化を導入します。以降は、残りの週を通じて可動域と筋力を徐々に増やすよう、担当セラピストが導きます。各段階には、腫れの軽減、動きの改善、反対側の手と比較した握力など、明確なチェックポイントがあります。
一般的なセッションの流れ 各セッションは、簡単なウォームアップ、メインの運動、クールダウンという流れで行います。抵抗バンドで指と手首をやさしく動かし、セラピーパテで軽い握りと指の訓練を行い、指示に従って装具で保護します。ボスボールは、座位での運動中に前腕を支えたり、軽いバランス課題を与えたりするのに使えます。セラピストの承認が得られれば、筋力強化のために、軽いウェイトベストのような小さな重りを穏やかな負荷として後から加えることもあります。動きはゆっくりとコントロールして行い、セットの間には休憩を取りましょう。
ウォームアップ、メインの運動、クールダウン まず数分間、指と親指をやさしく動かし、前腕をゆっくり回してウォームアップします。メインの運動では、指示された可動域運動とパテの運動を行い、承認されていれば軽い抵抗のためのバンド運動を、必要に応じて休憩しながら行います。ボスボールは、セラピストが取り入れている場合に限り、支えやバランス運動に使用してください。クールダウンでは、ゆっくりとした楽なストレッチと手の拳上によって腫れを抑えます。セッション全体は20分程度に保ち、鋭い痛みやしびれを引き起こす運動は省いてください。
進捗の記録 担当セラピストはチェックポイントを用いて、次の段階に進む準備ができたかどうかを判断します。これには、腫れの軽減、痛みのコントロール、手首と前腕の動きの改善、反対側の手と比較した握力などが含まれます。また、Michigan Hand Outcomes Questionnaire(ミシガン手のアウトカム質問票)、Boston Carpal Tunnel Questionnaire(ボストン手根管質問票)、DASHスコアといった質問票にも回答します。握力とつまみ力はダイナモメーターで測定し、手首の可動域が記録されます。これらの指標は進捗を客観的に示し、安全な段階的進行を導くのに役立ちます。
進行基準とアウトカム指標の仕組み 段階間の移動は、その段階に設定された基準(痛みのコントロール、腫れの軽減、具体的な動きや筋力の目標など)を満たしたときにのみ行います。セラピストはこれらを可動域のチェック、握力とつまみ力、上記の質問票を用いて測定します。これにより、進みすぎを防ぎ、治癒中の骨を保護します。チェックポイントを満たさない場合は、単に現在の段階を少し長く続けるだけです。アウトカム指標は定期的に繰り返し測定されるため、その日の体調だけでなく、実際の改善をあなたとセラピストが確認できます。
回復とセルフケア 回復には時間がかかり、ゆっくりと着実に進むのが普通です。腫れているときは手を拳上し、装具のスケジュールに従い、指示どおりに自宅での運動を行ってください。活動と休息のバランスを取り、承認されるまで重い物を持ち上げたり、強い握りをしたりしないでください。指と親指をやさしく動かすことは、こわばりの予防に役立ちます。週5回のセッションを継続しましょう。ただし、休息日を尊重してください。装具、運動、痛みについて質問がある場合は、自分で計画を変えるのではなく、セラピーチームに連絡してください。
痛みの管理、休息、危険なサイン 運動中に軽い痛みを感じることはありますが、痛みは休息によってすぐに収まるはずです。このガイドを使って薬を調整することは決してせず、痛みの緩和については担当医に相談してください。痛みが増し続ける、腫れが急にひどくなる、指が冷たくなる、または白くなる、しびれやピリピリ感が出る場合は中止して助言を求めてください。これらは神経や循環の問題のサインかもしれません。装具の下の皮膚の傷も報告してください。休息もプログラムの一部です。無理を押し通すのではなく、手が疲れたら休憩を取りましょう。
回復フェーズ
前腕を中立回旋位で糖 tongsplintによる手関節固定,指の可動域と母指のROMを保持し、拘縮予防,掌側手関節腫脹最小化のための挙上,神経血管状態正常 - 正中神経または尺骨神経症状なし,安静時の疼痛3/10以下,副子周囲の皮膚保全
→ 次の段階へ: 早期可動化段階
掌側手関節腫脹がベースラインから50%減少,優しいROMのための着脱可能手関節副子に手関節を配置,疼痛のない範囲での指の屈曲/伸展を開始,前腕の回内/回旋45度達成,手関節屈曲/伸展の他動ROMが各方向20度まで,Carpal tunnel(手根部管)でのMedian nerve(正中神経)圧迫徵候なし
→ 次の段階へ: 保護運動フェーズ
手関節屈曲の他動ROMが30度、伸展が20度まで,前腕回内/回外が70度まで達成,橈屈・尺屈の他動ROMを開始,ダイナモメーターによる握力測定で反対側の20%を示す,深指屈筋に対する屈筋腱滑走運動を開始,手関節の他動可動化時に疼痛なし
→ 次の段階へ: 能動運動フェーズ
手関節屈曲の自動ROMが45度、伸展が30度まで,前腕回内/回外が完全またはほぼ完全まで達成,指の複合屈曲・伸展が機能的な範囲内,橈側偏移15度、尺側偏移25度,握力が対側の30%まで改善,手関節伸筋腱のアイソメトリック運動を開始
→ 次の段階へ: 可動化・筋力強化期
手関節屈曲が50度、伸展が40度まで,軽抵抗による手関節屈筋腱の強化を開始,握力が対側側の40%に改善,疼痛のない遠位橈尺関節回旋,手根管症状なし - 夜間の知覚異常なし,手関節掌側の握力が伸筋の筋力と同等
→ 次の段階へ: 漸進的筋力強化段階
手関節屈曲が60度、伸展が50度まで,握力:対側の50%まで改善,橈屈・尺屈が完全またはほぼ完全なROM,手関節屈筋・伸筋筋力、手動筋力テスト3/5,キーピンチを用いたピンチ筋力訓練を開始,軽度の日常生活動作での手の機能的使用
→ 次の段階へ: 中期筋力強化期
すべての方向で手関節ROMが反対側の80%以内,握力が反対側の60%まで改善,手動筋力テストでの手関節屈筋・伸筋筋力3+/5,チップピンチおよびパームピンチの筋力を測定,手根骨が機能的動作時に安定した関節運動を示す,荷重負荷時に橈骨遠位部や尺骨の疼痛の誘発なし
→ 次の段階へ: 応用筋力強化期
握力が反対側の70%まで改善,手関節屈筋・伸筋筋力、手動筋力テスト4/5,抵抗負荷下での前腕回内/回外が完全,反復的な握り動作を疼痛の増悪なく実施可能,ピンチ筋力が反対側の60%まで改善,軽い職業的作業への耐性
→ 次の段階へ: 機能的進展期
握力が反対側の75%まで改善,手関節ROMが反対側の90%以内,10分以上の手関節筋力活動の持続,2ポンドまでの軽い持ち上げ動作に耐えられる,活動時に正中神経または尺骨神経の症状なし,小さな物体での器用さタスク開始
→ 次の段階へ: 活動復帰フェーズ
握力が健側の80%に改善,手関節屈筋・伸筋筋力、手動筋力テスト4+/5,軽い日常生活動作への完全復帰,制御されたフォームによる5ポンドまでの持ち上げが可能,活動時や夜間に腫脹なし,ピンチ筋力が反対側の70%まで改善
→ 次の段階へ: 高度な機能的トレーニング
握力が反対側の85%まで改善,該当する場合は修正された業務への復帰,手関節筋群の持久力訓練を開始,高強度の握力活動を段階的に導入,作業またはスポーツ特異的動作に必要な完全な機能的ROM,ピンチ筋力が反対側の80%まで改善
→ 次の段階へ: スポーツ特異的または職業特異的トレーニング
握力が対側の90%以内,徒手筋力テストで手関節筋力5-/5,スポーツ特異的または職業特異的動作を導入,動作中に手関節や前腕の代償運動なし,長時間の反復手関節運動への耐性,ほぼ正常な手関節機能との自覚的報告
→ 次の段階へ: 最終準備期
対側の95%以内の上腕力,手関節と前腕の持久力がほぼベースラインに到達,全強度での軽いスポーツまたは作業活動が可能,最大努力時に残存する腫脹や疼痛なし,ピンチ筋力が反対側の85%以内,自覚的評価において機能的成果に満足
→ 次の段階へ: 完全活動復帰
握力:对側95-100%以内,完全な手関節ROMを達成 - 屈曲、伸展、橈屈・尺屈、回旋,手関節伸筋腱および屈筋腱のリハビリテーション完了,遠位橈尺関節が疼痛なく完全に機能,手根管症状が完全に消失,完全な作業またはスポーツ活動への耐性
→ 次の段階へ: メンテナンスおよび退院計画
客観的測定値が反対側の95%以上,患者が獨立した домашних упражненийプログラムを実証,機能的課題中の代償戦略なし,患者が手関節の使用に自信を報告,以前の機能レベルへの復帰を達成,日常生活活動の制限が最小限またはなし
→ 次の段階へ: 段階的退院期
筋力強化運動とストレッチを自立して実施,患者が機能的制限なしと報告,反対側の95%以上の握力を維持,最大強度の活動時にも安静時にも疼痛なし,レクリエーション活動への完全復帰,回復を示す1桁またはゼロのアウトカムスコア
→ 次の段階へ: 退院準備完了
退院基準を達成 - 完全なROM、筋力、機能,再損傷予防のための患者教育完了,家庭での運動プログラムを自立して実施,アウトカム測定値が最適レベル - DASH 10未満、MHQ 100に近い値,該当する場合はスポーツを含む制限のない活動への復帰,必要に応じて経過観察のためのフォローアップを予定
活動復帰のマイルストーン
基本ADLが無痛
第 5 週眼の高さのオブジェクトへの軽いオーバーヘッドリーチを遂行可能
軽度の機能活動と而起調整
第 7 週握力(Dynamometryによる)は無影響側の50%以上
中等度の活動とスポーツpecificConditioning
第 10 週ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5
スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰
第 17 週10反復肩の高さまで腕を挙上可能
注意事項
- 痛みが増したら中止する
- 過負荷を避ける
禁忌
- 高度骨粗鬆症
- コントロールされていない激痛
疼痛管理
- 冷却療法 - 手関節掌側へのアイスパックを1日複数回、1回15-20分適用
- 炎症に対する処方通りの非ステロイド性抗炎症薬の服用
- 前腕屈筋・伸筋への優しい軟部組織モビライゼーション
- 疼痛緩和のための超音波や電気刺激などの物理療法
- 手関節への負担を最小限にするための姿勢指導と人間工学教育
装置とモダリティ
よくある質問
手を再び普通に使えるようになりますか?
具合が良ければセッションを省いてもよいですか?
運動で痛みが出たらどうすればよいですか?
この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。
このコンテンツは一般的な情報提供・教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。医学的状態に関するご質問がある場合は必ず資格を持つ医療提供者にご相談ください。ここに記載されている内容のために専門的な医学的アドバイスを無視したり、そのせいで専門的な医学的アドバイスを受けることを遅らせたりしないでください。
医学的緊急情况可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの緊急治療室に直行してください。
WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み 最終レビュー日:2026年10月6日. · 編集方針を読む