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上級 手関節・手腱修復リハビリテーション

公開:2026年7月26日更新:2026年10月6日

ダンベルと重量的ベストを使用した6週の上級者向けプログラムです。

クイックサマリー

効果的な回復と疼痛管理を目的としたプロフェッショナルなリハビリテーションプログラム

WellAlly編集チームが医学的にレビュー済み最終レビュー日:2026年10月6日編集方針

要点一覧

検査部位
上肢 · 手首・手
傷害の種類
腱修復後
レベル
上級
期間
6
週あたりのセッション数
5
セッションあたりの分数
45
エビデンスレベル
中等度
ICD-10
S62
コスト層
中等度
progression_criteria: {"week":1,"phase":"フェーズI - 保護下モビライゼーション","criteria":["安静時疼痛 VAS 3/10未満","感染や創離開の所見なしの手術創の治癒","装具を着用したまま、手関節を中間位または背屈15°位に保持","腱断裂の兆候(突発的な疼痛、腫脹、自動運動の消失)がなく、MCP関節を30°まで自動屈曲可能","正中神経滑走運動を感覚異常の増悪なしに耐容","手根管内の屈筋腱を保護するため、他動的手関節掌屈は30°未満に制限"],"advance_to":"フェーズII - 段階的可動化"}; {"week":2,"phase":"フェーズII - 段階的可動化","criteria":["屈筋腱付着部に疼痛のない他動的手関節掌屈30-45°","耐容可能な範囲での他動的手関節背屈20-30°","装具の制限内でMCP/PIP関節の全可動域までの自動的な指屈曲","握力計(ダイナモメーター)を用いて測定した握力が健側の15%以上","正中神経伸張テストによる手根管症状の誘発なし","疼痛なく重力に抗して手関節伸筋(ECRB/ECRL)を収縮可能"],"advance_to":"フェーズIII - 自動可動域"}; {"week":3,"phase":"フェーズIII - 自動可動域","criteria":["軽度の疼痛のみで自動的手関節掌屈0-45°","自動的手関節背屈0-30°を全可動域にわたり段階的に達成","手指複合屈曲(FDP/FDS腱)による機能的把握パターンの獲得","DRUJ(遠位橈尺関節)のインピンジメントなしに手関節尺屈15°・橈屈10°","すべての方向で健側手関節の80%に相当する他動的可動域(PROM)","軽度の機能的活動(食事、書くこと)の耐性"],"advance_to":"第IV相 - 筋力強化"}; {"week":4,"phase":"第IV相 - 筋力強化","criteria":["完全な自動的手関節可動域(ROM)(掌屈60°、背屈50°、橈屈20°、尺屈30°)","健側の≥40%の握力","ピンチグリップ(キーピンチ)筋力が健側の50%に到達","持続的な手関節掌屈や握持動作で手根管症状の誘発なし","手抵抗に対する手関節屈筋(FCU/FCR)・伸筋(ECU)の筋力4/5","腫脹なしに30分間の連続した上肢活動が可能"],"advance_to":"フェーズV - 上級筋力強化"}; {"week":5,"phase":"フェーズV - 上級筋力強化","criteria":["握力が健側の65%以上","手関節掌屈・背屈筋力が健側の70%超(ダイナモメーター測定)","ピンチグリップ筋力が健側の70%以上","すべての指腱(FDP、FDS、EDC)が機能した完全な複合握拳","手根管における正中神経刺激に一致する夜間の感覚異常なし","抵抗下での手関節掌屈/背屈の反復(3セット×10回)が可能"],"advance_to":"第VI相 - 活動復帰準備"}; {"week":6,"phase":"第VI相 - 活動復帰準備","criteria":["握力が健側の ≥ 80%","回内・回外を含むすべての手関節運動方向で疼痛のない完全な可動域(ROM)","ピンチグリップ筋力が健側の85%以上","職務/スポーツ特異的な要求水準を達成する機能的能力評価","残存する手根管症状なし(ファーレンテストおよびティネルサイン陰性)","持久力テスト:機能的な抵抗レベルでの手関節収縮15回×3セット"]}
return_to_activity_criteria: {"criteria":"ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5","timeline":"第 1 週","milestone":"基本ADLが無痛"}; {"criteria":"機能的リーチ位で≤ 2kgの軽い負荷を持続可能","timeline":"第 2 週","milestone":"軽度の機能活動と而起調整"}; {"criteria":"抵抗あり_empty can testでの肩峰下インピンジメント兆候なし","timeline":"第 3 週","milestone":"中等度の活動とスポーツpecificConditioning"}; {"criteria":" Stage 2の上肢テンションテスト中に痛みが放散しない","timeline":"第 6 週","milestone":"スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰"}
pain_management: 寒冷療法(セッション後に手関節背側へアイスパックを15-20分間適用); 処方に基づくNSAIDsの服用(炎症に対するイブプロフェン400-600mg TID); セッション間は手関節を中間位で装具固定し、手根管での屈筋腱ストレスを軽減; 疼痛修飾を目的とした伸筋群への神経筋電気刺激(NMES); 手術部位を避けて前腕の屈筋/伸筋コンパートメントへ軟部組織モビライゼーションを実施
modalities: 腱修復部位の治癒促進のための治療用超音波(1.0-1.5 W/cm²、8分); 手根管の局所抗炎症効果を目的としたデキサメタゾンイオン導入療法; 伸筋の活性化を促進する張力パターンで手関節をサポートするキネシオテーピング; 腱付着部の腱症管理のための体外衝撃波療法(低エネルギー); 手根管内での腱滑走を維持するための手関節用持続的他動運動(CPM)装置

手首と手指の腱修復リハビリテーションプログラム ― 6週間の概要 手首と手指の腱修復手術から回復中の方のための、6週間の高度リハビリテーションガイドです。1回約45分、週5回のセッションを行い、ダンベルとウェイトベストのほか、超音波、キネシオテーピング、衝撃波、持続受動運動装置など、臨床スタッフが行う治療を併用します。計画は、保護した早期運動から能動運動、そして強化へと進む4つの段階に分かれています。このプログラムは中程度のエビデンスに基づいており、担当の外科医と理学療法士の監修のもとで実施され、あなたの修復状況に合わせて調整されます。

このプログラムの対象者と目的 このプログラムは、手首や手指の腱修復術を受け、外科医から高度リハビリテーションを開始してもよいと許可された成人が対象です。目的は、修復部と手根管内の正中神経を守りながら、腱の安全な滑走、手首と手指の十分な可動域、実用的な握力とつまむ力(ピンチ力)、そして日常動作で手を快適に使えるようにすることです。治療チームはあなたの手術や診察所見に合わせてこの計画を立てていますので、各段階はあくまで目安として捉え、決まったスケジュールではないと考えてください。

開始する前に 外科医と理学療法士の承認なしに、このプログラムを開始または継続しないでください。最近の骨折、コンパートメント症候群の兆候(ひどく増強する痛み、締め付け感、しびれ、手の冷感)、活動性の炎症、著しい筋萎縮がある場合は、計画の延期や変更が必要になることがあるため、臨床スタッフに伝えてください。運動前には必ずウォームアップを行い、背骨を中立で快適な位置に保ち、痛みが増したり、急な痛み、新たな腫れ、動かなくなった場合は直ちに中止してください。これらの変化、創部の問題、新しいしびれがあればすぐに担当医に連絡してください。

安全上の注意と中止の目安 このプログラムは、ケアチームとの協力であり、一人での挑戦ではありません。毎回のセッション前にウォームアップをし、持ち上げや握る動作中は背骨を中立に保ち、運動中に増す痛みを我慢して進めないでください。突然の痛み悪化、新たな腫れ、腱が「切れた」ような感覚、発熱、創部の赤みや排膿、手のしびれやピリピリ感が増す場合は、中止して担当医に連絡してください。これらは早急な対応が必要な問題のサインである可能性があり、どの動きがご自身の修復に安全かはセラピストが正確に教えてくれます。

週単位の構成 6週間は、保護的運動、漸進的運動、能動的可動域訓練、強化の4段階に分かれます。セッションは週5回、1回約45分で、セラピストが適切と認めれば軽いダンベルやウェイトベストで段階的に負荷をかけます。初期の週は優しい保護的運動と治療を重視し、後半の週では能動的運動、把持、抵抗運動を加えます。セラピストはカレンダーではなく、各段階の目標達成度に基づいて進展を決定します。計画は緩やかに進み、あなたの治り具合に合わせられることを期待してください。

6週間の計画の進め方 毎週、およそ45分のセッションを5回行います。第1段階は修復部を保護しつつ手首を支え、優しい手指と神経の運動を促します。第2段階は装具の制限内で制御された受動・能動運動を加えます。第3段階は手首の完全な能動可動域と機能的な把持を築きます。第4段階はダンベルとウェイトベストによる強化を導入します。セラピストは段階の基準を用いて次へ進む準備ができたかを判断するため、週ごとの目安より早く進む人もいれば遅い人もいます。

一般的なセッションの内容 典型的なセッションは、ウォームアップ、メインの運動、クールダウンの順で進みます。ウォームアップは組織を準備するための優しい手指、手首、肩の動きです。メインの運動には、超音波やキネシオテーピングなど臨床スタッフが行う治療が含まれる場合があり、その後で処方されたエクササイズを行います。ダンベルやウェイトベストの負荷は、セラピストが許可した場合のみ加えます。クールダウンは安全な範囲での優しいストレッチ、神経滑走運動、休息を含みます。どの治療や運動が該当するかは、毎回の受診時にセラピストが指示します。

ウォームアップ、メインの運動、クールダウン 指、手首、肩の軽く痛みのない動きで組織を温めながら開始し、背骨を中立に保ちます。メインの部分には、超音波、イオントフォレーシス、衝撃波、キネシオテーピング、持続受動運動など臨床スタッフが行う治療が含まれ、その後で割り当てられた運動を行います。ダンベルやウェイトベストの動作は、セラピストが修復が耐えられると言った場合のみ追加します。最後は優しい可動域運動と神経滑走で終え、痛みや腫れの増悪がないか確認します。痛みが増せば中止し、次のセッション前に新たな症状を担当医に報告してください。

進捗の把握 セラピストは、ダイナモメーターによる握力、ピンチ計によるつまむ力、ゴニオメーターによる手首の可動域、そしてボストン手根管症候群質問票やDASHなどの症状・日常機能に関する質問票を用いて進捗を確認します。手の感覚はモノフィラメント検査で調べることもあります。これらの指標は、次の段階に進む準備ができているか、手が負荷に耐えているかを確認する助けになります。通院間の痛み、腫れ、日常動作での手の調子をメモしておいてください。

段階移行の基準と評価指標の活用 ある段階から次の段階への進行は、セラピストが示した目標(快適な運動、反対側に対する十分な握力、神経症状の悪化なしなど)を達成したかどうかに基づきます。ダイナモメーター握力、ピンチテスト、ゴニオメーター測定、BCTQやDASH質問票などの評価指標は、担当医に客観的な回復の姿を提示します。セラピストは単一の数値ではなく経時的な変化を比較し、ダンベルやウェイトベストで負荷を加える時期、あるいはペースを落として修復を守る時期を判断します。

回復とセルフケア セッション間は、指示された通りに手を休め、手術部位を清潔かつ保護し、装具の指示を守ってください。腫れが増したら手を挙上します。セラピストが課した運動だけを行い、強く握ったり、持ち上げたり、不快を我慢して押すのは避けてください。睡眠や一般的な活動も治癒を支えます。セラピストから自宅での治療やテーピングに関する具体的な指示があれば、それに従い独自の判断はしないでください。症状の変化は早めに報告し、プログラムを安全に調整できるようにしてください。

痛みの管理、休息、および危険信号 痛みを目安にしてください。休息で収まる軽い不快感は許容されることもありますが、増強する痛み、新たな腫れ、動かなくなるのは中止して担当医に相談するサインです。自己判断で薬を変えないでください。痛みの懸念はケアチームと話し合ってください。手に刺激を感じたら休ませ、許可が出るまで強い負荷をかけないでください。ひどいまたは増強する痛み、締め付け感、しびれ、冷感、発熱、創部の変化には早急に受診してください。これらは緊急の対応を要する問題の可能性があります。

回復フェーズ

第 1 週フェーズI - 保護下モビライゼーション

安静時疼痛 VAS 3/10未満,感染や創離開の所見なしの手術創の治癒,装具を着用したまま、手関節を中間位または背屈15°位に保持,腱断裂の兆候(突発的な疼痛、腫脹、自動運動の消失)がなく、MCP関節を30°まで自動屈曲可能,正中神経滑走運動を感覚異常の増悪なしに耐容,手根管内の屈筋腱を保護するため、他動的手関節掌屈は30°未満に制限

→ 次の段階へ: フェーズII - 段階的可動化

第 2 週フェーズII - 段階的可動化

屈筋腱付着部に疼痛のない他動的手関節掌屈30-45°,耐容可能な範囲での他動的手関節背屈20-30°,装具の制限内でMCP/PIP関節の全可動域までの自動的な指屈曲,握力計(ダイナモメーター)を用いて測定した握力が健側の15%以上,正中神経伸張テストによる手根管症状の誘発なし,疼痛なく重力に抗して手関節伸筋(ECRB/ECRL)を収縮可能

→ 次の段階へ: フェーズIII - 自動可動域

第 3 週フェーズIII - 自動可動域

軽度の疼痛のみで自動的手関節掌屈0-45°,自動的手関節背屈0-30°を全可動域にわたり段階的に達成,手指複合屈曲(FDP/FDS腱)による機能的把握パターンの獲得,DRUJ(遠位橈尺関節)のインピンジメントなしに手関節尺屈15°・橈屈10°,すべての方向で健側手関節の80%に相当する他動的可動域(PROM),軽度の機能的活動(食事、書くこと)の耐性

→ 次の段階へ: 第IV相 - 筋力強化

第 4 週第IV相 - 筋力強化

完全な自動的手関節可動域(ROM)(掌屈60°、背屈50°、橈屈20°、尺屈30°),健側の≥40%の握力,ピンチグリップ(キーピンチ)筋力が健側の50%に到達,持続的な手関節掌屈や握持動作で手根管症状の誘発なし,手抵抗に対する手関節屈筋(FCU/FCR)・伸筋(ECU)の筋力4/5,腫脹なしに30分間の連続した上肢活動が可能

→ 次の段階へ: フェーズV - 上級筋力強化

第 5 週フェーズV - 上級筋力強化

握力が健側の65%以上,手関節掌屈・背屈筋力が健側の70%超(ダイナモメーター測定),ピンチグリップ筋力が健側の70%以上,すべての指腱(FDP、FDS、EDC)が機能した完全な複合握拳,手根管における正中神経刺激に一致する夜間の感覚異常なし,抵抗下での手関節掌屈/背屈の反復(3セット×10回)が可能

→ 次の段階へ: 第VI相 - 活動復帰準備

第 6 週第VI相 - 活動復帰準備

握力が健側の ≥ 80%,回内・回外を含むすべての手関節運動方向で疼痛のない完全な可動域(ROM),ピンチグリップ筋力が健側の85%以上,職務/スポーツ特異的な要求水準を達成する機能的能力評価,残存する手根管症状なし(ファーレンテストおよびティネルサイン陰性),持久力テスト:機能的な抵抗レベルでの手関節収縮15回×3セット

活動復帰のマイルストーン

基本ADLが無痛

第 1 週

ローテーターカフ筋力:_make testでの棘上筋Grade ≥ 4/5

軽度の機能活動と而起調整

第 2 週

機能的リーチ位で≤ 2kgの軽い負荷を持続可能

中等度の活動とスポーツpecificConditioning

第 3 週

抵抗あり_empty can testでの肩峰下インピンジメント兆候なし

スポーツ、仕事、レクリエーションへの完全復帰

第 6 週

Stage 2の上肢テンションテスト中に痛みが放散しない

注意事項

  • ウォームアップを行う
  • 痛みが増したら中止する
  • ニュートラルスパインを保つ

禁忌

  • 新鮮骨折
  • コンパートメント症候群
  • 急性炎症
  • 高度な筋萎縮

疼痛管理

装置とモダリティ

腱修復部位の治癒促進のための治療用超音波(1.0-1.5 W/cm²、8分)手根管の局所抗炎症効果を目的としたデキサメタゾンイオン導入療法伸筋の活性化を促進する張力パターンで手関節をサポートするキネシオテーピング腱付着部の腱症管理のための体外衝撃波療法(低エネルギー)手根管内での腱滑走を維持するための手関節用持続的他動運動(CPM)装置ダンベルウェイトベスト

よくある質問

この6週間の間に、手を普段通りに使えるようになりますか?
最初のうちは、修復部を守りながら優しくガイドされた動きだけを行ってください。日常的な使用は、各段階の目標を達成するにつれて徐々に広がります。どの作業が安全かはセラピストが教えてくれます。そして、強化が十分に進んだ後で、ふつう快適に使えるようになります。
超音波や衝撃波など、臨床スタッフが行う治療を省いてもいいですか?
これらの治療法は、検査結果に基づき治療チームが選んでいます。省略するかどうかは、担当医やセラピストと一緒に決めることです。全体計画の一部なので、何かを変える前に、ご自身にまだ必要かセラピストに相談してください。
セッションを休んだり、痛みが悪化したらどうすればいいですか?
セッションを休んだり痛みが強まったら、無理に進めるのではなくセラピストに伝えてください。計画を調整してもらえます。短い休憩や負荷を軽くする方が、無理に進めるより安全です。いつ再開するかは担当医が一緒に判断してくれます。

この情報は教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。

医療に関する免責事項

このコンテンツは一般的な情報提供・教育目的のみを目的としており、専門的な医学的アドバイス、診断、または治療の代替とはなりません。医学的状態に関するご質問がある場合は必ず資格を持つ医療提供者にご相談ください。ここに記載されている内容のために専門的な医学的アドバイスを無視したり、そのせいで専門的な医学的アドバイスを受けるのを遅らせたりしないでください。

医学的な緊急事態の可能性があると思われる場合は、すぐに現地の緊急連絡先に電話するか、最寄りの救急外来に直行してください。

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